NOCCHI KASHIYUKA A-CHAN

2013年01月31日 20:18

自称ライトファンのマッドサイエンティストこと、
GAME-edge博士の納品会に行って参りました。

pafyuehe01.jpg

すげー、何これ!(笑)


詳細はGAME-edgeさんのブログへ
PFI.案件No10 「パフュえへ」納品完了!


実は不肖ロボッチも、微力ながらお手伝いさせていただいた部分がございますので、
プロダクションノート的なものを書かせていただきますね(^^)

いえ、1年以上に渡る、博士の異常なコダワリと労力に比べれば、
本当にわずかなお手伝いで恥ずかしいのですが、
これも関わった者のひとつの責務かと存じますゆえ(そう?)



本体に書かれた「NOCCHI KASHIYUKA A-CHAN」の文字と、Perfumeのロゴ。
これインレタで再現してあるんですけど、その版下制作をお手伝いさせていただきました。

インレタというのは、こすって転写するシールのようなものですね。
版下(原稿)を作って業者に持って行けばどんなシールでも作ってくれます。
色もほぼ自由に作れます。
昔、Macが普及していない頃、手作業でデザインの仕事をしていた時代は、
クライアントにプレゼンする時のカラーカンプを制作する際によく利用しましたね〜。
ですからGAME-edgeさんよくご存知だったなと。インレタってそんなにメジャーですか?(笑)


去年の4月のことです。
博士から突然、twitterのダイレクトメッセージをいただいたのは。
イラストレーターによるデータ作成の件で相談が・・・ということでした。
あ、じゃあボクが作りますよと、軽く引き受けたのですが・・・


Perfumeのロゴは持っていた画像を下絵にしてトレスしました。
これはとても簡単。
イラレでパスを作っておけば、太さも自由自在に変えられるので都合がいいのです。

問題は「NOCCHI KASHIYUKA A-CHAN」の英文フォント。
なんだろーなー? この書体・・・よくわからん。

とりあえず見繕って博士に送ってみる。
あわよくばそれでオッケーってなるかな?なんて思いながら(笑)
これです↓

pfm_rogo01.jpg

で、あっさり却下(笑)
はいはい、やっぱりね、博士本気なのねと(想定内w)


家に帰って、bitter初回限定を取り出し、例の写真をマジマジと観察。

pafyuehebitter.jpg

(うーむ、この文字。これは細い・・・刻印してあるようにも見える。
あまりに細いので色はグレイのようにも見える。
しかしこれは写真だ。その時の周囲のいろんな条件に影響を受ける。
また、地がシルバーというのも曲者だ。
銀や金というのは色名であって、色ではない。
通常のカラー印刷のCMYK4色で金や銀を再現する時、デザイナーはいつも頭を悩ます。
そこでグラデーションを利用したり、反射表現を使ったりして、銀や金であることを錯覚させているのだ。)
などと、いろんなことが頭を巡り巡るよ(;^_^


その上で、この銀盤に載せる文字の色はどうするべきか?
博士はグレイではないかとおっしゃっていましたが、ここは黒でいくべきとボクは思いました。
じゃないと、あの小さな銀盤の上で、あの小さな文字では、埋没してしまうと思ったのです。

もうひとつ、今回のフォント選定において考慮すべきことは、インレタで再現するということです。
インレタを使ったことのある人ならわかるかと思いますが、あれはかなり繊細なものです。
また溶剤の性質上、写真のフォントのような、ヘアライン並の細い罫線を再現するのは不可能です。
また仮に再現できたとしても、貼る時に形が崩れやすく、また貼った後の強度にも問題が出てきます。


そこで、ボクは「現物を忠実に」再現するよりも、
「よりそれらしく見える」というフォント選定に切り替えました。


ヘッドフォンに例えると、モニターライクなヘッドフォンから、
多少音色が味付けされたヘッドフォンに変えるようなものです(わかるかしら?笑)

そんなこんなで、あーでもないこーでもないと悩みながら作り、
博士から校了いただいた版下がこれです。

pfm_rogo_02

これでも、業者が示した最低限の細さを大きく下回ってるんですよねー。
博士と相談して念のため、「細い」ものと「やや太め」の2種類用意しました。
Perfumeロゴは3種類ありますね。
しかし心配には及ばずでした。最近はインレタの技術も向上したのか、またデータ入稿のためか、
現物のインレタはとても綺麗に再現されていましたねー。


先日の納品会におきまして、ようやくこの文字が貼られた現物を見ることが出来ました。
ボクとしては大満足です!!

「現物と違うじゃないかっ」とキレる人もいなかったので、まあ良かったのかなと思います(*^^*)
強度補強のコーティング材も塗ってあることを感じさせず、すばらしい仕上がりでしたね。


それもこれも博士の妥協を許さないキモちわるいコダワリのおかげですね。
納品会での皆さんの盛り上がりを見て、今回の案件に絡ませていただたこと、光栄に思っております。
博士、ありがとうございました。

また何かありましたら、気軽に声をかけてくださいね(^^)


その時は・・・


その時、考えます!(笑)





ではでは、制作裏話でした♪





pafyuehe03.jpg


コメント

  1. GAME-edge@PFI. | URL | -

    とりあえず見繕ってたのねww

    この度は突然の推し事依頼失礼しました。&納品会のご参加ありがとうございます。
    フォントとロゴに関してはプロの目から判断して頂き、元以上に雰囲気が出たんではないかと思います。
    しかし、発注元と言い、ロボッチさんと言い制作元より詳細に解説してくれるんで助かりますわ。

    でもさすが、ロボッチさん。まぁ、一度目はおちゃらけ(笑)だとしても、次にはキッチリ決めて頂けるあたりは流石だなと。これでいつ推し事頼んでも完璧にこなしてくれますね。良かった良かった。

    PFI.にとっても引出しは多いほうがいいですからね~。
    考えなくて勢いで受けてください(笑。

    本当に楽しかったです。また遊んで下さいね。

  2. ロボトリア | URL | -

    >GAME-edge@PFI.さん

    コメントありがとうございます。

    ははは、見繕ったというのは照れもあります。最初からけっこうマジメに選びましたよ(^^)
    ところが博士から返ってきた返事が「じゃあ、本番いきましょうか」みたいなものだったので、
    「こりゃ、大変なことに巻き込まれたな」と思いました(笑)

    なにせ元になる写真が一枚っきりというのも厳しかったですね。。
    でも、最終的には皆が納得できるものが出来てよかったです。

    ボクは版下データを渡した後は、すっかりこの案件のことから離れることができましたが、
    博士は1年以上ずっと携わっていて、その根気には本当に恐れいるところでございます。
    気の短いボクにはとても真似できないことです(;^_^

    >本当に楽しかったです。また遊んで下さいね。

    こちらこそ〜、今後も引き出しのひとつとして頭の片隅にでも置いておいてくださいな。
    遊んでくれてありがとうございました♪

  3. mtst | URL | WU..WH7.

    大変だったんですね。

    フォントの選定からロゴの太さまで。
    確かインレタの言い出しっぺは自分だったかもしれません…。
    スミマセンでした(苦笑)
    PPPHIVEさんのブログを見てみるとノブの位置まであわせて写した画像が上がってましたので
    そういう細かさはきっと必要なのですよね。

  4. ロボトリア | URL | -

    >mtstさん

    コメントありがとうございます。

    >大変だったんですね。

    いえいえ、ボクの作業など大したことないです(^^) ただひとつ付け加えるとすれば、
    元の画像から、実物はもっと大きい物を想像していた人がほとんどですよね。
    その上で、どんなフォントを選ぶのかもポイントだったと思います。

    >確かインレタの言い出しっぺは自分だったかもしれません…。

    そうだったんですか。いや、インレタ以外にないと思いますよ。
    あとは、レーザーで焼き込むとか(いくらかかるんじゃーい)
    mtstさん、ナイスアドバイスです♪

    >そういう細かさはきっと必要なのですよね

    神は細部に宿る、でしたっけ? とにかく博士の妥協の無さがすべてだと思います。
    あのモチベーションはどこからくるんでしょうね?(笑)

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