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坂本龍一「The Garden Of Poppies」

2012年10月19日 23:34

サンレコの対談で、
教授が自分がボーカルを務めた曲を、「やっていないに等しい」って言ってたけど、
ある時期けっこう歌ってましたよね。
意識的に歌い始めたのは、3rdアルバムの『左うでの夢』からでしょうか。

正直ボクは、このアルバムの中の教授がボーカルをとった曲は「う〜ん」(笑)
「なんで歌っちゃったのー?」って感じで、あまり好きではありませんでした。
このひとつ前の『B-2UNIT』での「thatness and thereness」のボーカルは、
すごくハマっていて好きなんですけどね。もう教授以外考えられない。
あと、シングル「Front Line」も『BGM』の流れを引きずってて好きだったな。

「左うでの夢」では、もっと開放された明るさのようなものも求めた感じもあるので、
楽曲と、教授の声質との相性に、個人的に違和感をおぼえたのかもしれません。


とはいえ・・・
とはいえ!
この『左うでの夢』。インストの曲はもう素晴らしいです。
矢野顕子が詩を書いた、豊潤なパーカッションも魅力の「かちゃくちゃねぇ」。
エイドリアン・ブリューのアニマル・ギターがうなり、
細野、幸宏の鉄壁のリズム隊のグルーヴが光る「Relâche」。
そして、ボクが大好きなこの曲「The Garden Of Poppies」。


なんと美しい曲であることよ!
目を閉じると、頭の中に光が差し込んでくるようです。
特に3:37のあたりは、目も眩むような陶酔感に襲われます。



サンレコの対談に戻って、
教授はスタジオの隅で慌てて作った「energy flow」を、
意図したヒット曲ではないと言っていました。
ボクもあの曲がチャート上位に昇った頃、
「え? なんでこの曲が? まあ、悪くはないけど、
教授にはもっと凄い名曲が山ほどあるのに・・・」
という思いでいっぱいでした。

そんな曲の中のひとつ、「The Garden Of Poppies」。
実はボクも先程、つべにて久々に聴き、30年以上の時を経て、
なお輝きを失わない楽曲の素晴らしさに、心打たれたのでありました(´⊆`*)







左うでの夢
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コメント

  1. koh | URL | -

    "energy flow"がヒットしたのは、自分は時代のお陰だと思っています。

    リリース当時はバブルがはじけて皆、疲れ切っていて「癒し」を求めていました。
    この曲はたしか某ドリンク剤のCMの中で、教授が交差点のド真ん中でピアノを
    弾く…というシチュエーションで披露されたと思います。

    このCMを最初に見た時、自分は驚きました。

    自分が中学生の頃に見た同じドリンク剤のCMキャッチコピーは
    「24時間戦えますか?」
    世界をジャパンマネーで席巻する、モーレツなジャパニーズビジネスマンを
    謳ったものだったからです。

    モーレツから癒しへ。
    あの曲のヒットは、時代の流れとして必然だったと思います。

  2. RM-2 | URL | Saff15LQ

    The Garden Of Poppies....! 大好きです!!

    たしかにこのレベルの曲になると「時代」は関係ないように思えますね。
    いつの時代に聴いてもこの曲の深みや人を陶酔させる力は変わりなく輝き続けるでしょう。
    しかし ヒットする条件は 逆に 特定の「時代」とのマッチングですからね。
    また、コマーシャリズムを指向してたり、それをうまく活用しているかだったり. . .
    あのドリンク剤のCMは 結果的に「energy flow」のCMにもなっていたのでしょう。
    ロボ様の仰るように 教授には他にもたくさん名曲あるんだけど . . . ^-^

    それにしても ナンデウタッチャウカナ〜 教授 . . . ( ̄∇ ̄) ←

  3. ロボトリア | URL | -

    >kohさん

    コメントありがとうございます。

    なるほど!たしかに当時はそのような時代背景でしたね。
    kohさんの解釈とても納得がいきました(^^)

    ただ、個人的には「癒し」のサカモトよりも「攻撃」のサカモトに魅力を感じています。
    だから、後年の作品はほとんど聴いてないんですよね( ̄∇ ̄*)ゞ

  4. ロボトリア | URL | -

    >RM-2さん

    コメントありがとうございます。

    この時代の教授の作品は「前衛」と「普遍性」のバランスが奇跡のようで、
    いつまでも輝き続けるでしょうね♪
    教授の限らずYMO周辺の人たちはコマーシャリズムから距離を置き、
    作品のクオリティをひたすら追求してきたという印象があります。
    ですから、たまたま時代とマッチングすればヒットしてしまうこともあるんですね。

    >それにしても ナンデウタッチャウカナ〜 教授 . . . ( ̄∇ ̄) ←

    この頃の教授は「声色」の持つ力というものにこだわりがあったようで、
    自分の欠点を認めつつ、確信犯的にボーカルをとっていたみたいですね。
    後になると、イギー・ポップやロバート・ワイアットなど、
    超大御所にボーカルを以来するようになりましたから(笑)

  5. リニアモーターボーイ | URL | mggyZOgk

    教授の歌ってドイヒ~すね。

    ホント、ナンデウタッチャウカナ~(笑)

    かなり前、ダウンタウンの番組に出演した時、
    カラオケで『君に、胸キュン』を歌ったのですが
    あまりの酷さに浜ちゃんに『持ち歌ちゃうんかいな』って
    つっこまれてました。
    でも、教授の歌、嫌いではないですね。ドイヒ~ですけど。
    『左うでの夢』では『Venezia』が大好きです。
    あとは『heart beat』の『sayonara』(こちらは慶一さんの作詞です)
    なんか教授の歌声って切なくなるんですね。そこが魅力なのかな?

    諺に『天は二物を与えず』って有りますが正にこの事なんでしょうね。
    僕が持っている『好事宴』にも例として坂本龍一の事であると記載されている
    くらいですから。

    『energy flow』は素人さんの認知度では『戦メリ』と同等なのでは。
    僕は癒しブームって気持ちが悪かったのでこの曲にはあまりいい印象が
    ありません。『そんなに世の中、疲れてんのかよ。嘘つけ!』って
    思ってました。

  6. ロボトリア | URL | -

    >リニアモーターボーイさん

    コメントありがとうございます。

    >あまりの酷さに浜ちゃんに『持ち歌ちゃうんかいな』って

    なんか見たことあるw ゲイシャガールズで絡んだ仲だからこそ
    言えるツッコミかもしれません(笑)

    >『左うでの夢』では『Venezia』が大好きです。

    ボクも歌入りではその曲がいちばん好きです(^^)

    >あとは『heart beat』の『sayonara』

    あ、それも好きです。教授の声、たしかにハマる曲もあるんですよね。

    >僕が持っている『好事宴』にも例として坂本龍一の事であると記載されている

    あははははは、でもそこが教授のいいところでもあり。
    声も良かったら、いろんなミュージシャンとの絡みも無かったかもしれませんよね。

    >僕は癒しブームって気持ちが悪かったのでこの曲にはあまりいい印象がありません。

    教授本人も癒し音楽の代表みたいに見られて、戸惑っていたでしょうね。
    ボクはその頃になると、もう教授はあまり追いかけていませんでしたので、
    なんで今頃ヒットしてるんだ?という違和感がありました(笑)

  7. ゆりこ | URL | -

    こんにちは

    坂本龍一さん、歌ってるんですね。

    聴いたことないかも…あ、でもデヴィッド・シルヴィアンのアルバムにいきなりボソボソッと語りが入る曲が合ってあれは確か坂本さん…だったような。驚いて調べた記憶が(笑

    暗い声でちょっと呪い…失礼すぎですね、すみません。

    『energy flow』が流行ってた頃、え~そんな?いい?…と思っておりました。
    妹が時々ピアノで坂本さんの曲を弾いたりしてたので、もっといい曲あるよね…と素人でも感じてましたね~

    ソロワークやYMOはあまり聴いたことがないのですが、中谷美紀さんに書いてた曲が大好きでした。

  8. ロボトリア | URL | -

    >ゆりこさん

    コメントありがとうございます。

    >デヴィッド・シルヴィアンのアルバムにいきなりボソボソッと語りが入る曲

    「Bamboo music」ですかね。デヴィッド・シルヴィアンとのコラボ。
    たしかにボソボソッとでした、ワザとかと思うくらい(笑)
    でも教授は当時、毎週ラジオのDJをしていたんですよー(楽しみでした♪)

    >もっといい曲あるよね…と素人でも感じてましたね~

    やっぱり! もっといい曲ありますよねー。CMってすごいですね。

    >中谷美紀さんに書いてた曲が大好きでした。

    「クロニック・ラブ」とかでしょうか。
    あの曲は元々教授のアルバム『未来派野郎』の中の「Ballet Mechanique」という曲ですね。
    さらにその曲は岡田有希子さんのアルバムに収録された「WONDER TRIP LOVER」という
    曲が元みたいです。全部歌詞が違うんですけど、いい曲ですよね。


  9. runrun1006 | URL | v8QjPvAY

    かちゃくちゃねぇ

    そんなタイトルの曲があったんですか(◎_◎;)

    さすが矢野さん、青森県の方言です。

    意味としては「イライラする」とか「ごちゃごちゃしてる」等といった意味があります。

    今度聴いてみます。

  10. ロボトリア | URL | -

    >runrun1006さん

    コメントありがとうございます。

    さすがrunちゃん、やはりご存知ですね。
    runちゃんは普段まったく方言を出さないので、つい青森の人であることを忘れてしまいます。
    歌詞は「なんぼかちゃくちゃねぇ はやくとろけてぇ」のくり返しです(笑)

  11. かにぬー | URL | -

    お久しぶりです。(書き込むのは初めてだったりして...よく読んでます)

    The Garden Of Poppiesメチャクチャ良いですよね。
    私の友人も、このアルバムではこの曲が別格に良いという意見でした。
    そうそう、特に3:37のあたりは最高~。

    あまりにぴったりなので書き込んじゃいました。

  12. ロボトリア | URL | -

    >かにぬーさん

    コメントありがとうございます。

    かにぬーさん、お久しぶりですー!

    >(書き込むのは初めてだったりして...

    いえ、過去にビル・ネルソンの記事などに何度かコメントいただいてますよ(^^)
    見捨てずに読んでいただけて、とても嬉しいです!

    >私の友人も、このアルバムではこの曲が別格に良いという意見でした。

    そうですか!この曲は芸術性も高く、パワーもあって美しいという、
    ホントに素晴らしい曲ですね。

    >そうそう、特に3:37のあたりは最高~。

    ですよねー。あの後の余韻のメロディもまたいいんですよ。
    共感いただけて嬉しいです(*^^*)

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