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記憶都市~TOKYO

2012年04月25日 20:35

大学時代にハマっていた本と映像作品の紹介です。

大変マニアックな題材ですが、どうしても紹介したくなりました。
もし、知ってる人がいたら嬉しいです。
記憶都市01


「記憶都市―RUST CITY TOKYO(1987年)
稲越功一・川本三郎


芸能人のポートレートや、風景写真などで有名な写真家の稲越功一さん。
惜しくも2009年に亡くなられてしまいましたが、
1987年のこの頃、東京の風景を1年がかりで撮り続けるという、
プロジェクトに取り組んでおられました。この本はその写真をまとめたもの。

記憶都市02

記憶都市03


東京とはいっても、ここにあるのはからっぽの風景。
空地、路地、廃墟など、本来人がいなければならない場所に人がいない。
都市の中の真空地帯。人が写っていないからこそ、いっそう鋭利に、
その既視の風景が脳裏に焼き付きます。

間に挟まれる、川本三郎さんの都市にまつわるエッセイも、とても味わい深く、
より豊かなイマジネーションの世界に浸ることができます。

これ本当に大好きな写真集でした。
細谷巖さんによる装丁も素敵です。




同じ頃、映像作品としてビデオも発売されました。

TOKYO VHS


最近なぜか急に見たくなり、VHSのビデオデッキを起動させ、DVDに焼きました。


中身を少し紹介します。
独特の心象風景の魅力が伝わるでしょうか・・・


tokyo01.jpg



tokyo02.jpg



tokyo03.jpg



tpkyo04.jpg



tokyo05.jpg



tokyo06.jpg



tokyo07.jpg



tokyo08.jpg



tokyo09.jpg



tokyo10.jpg



tokyo11.jpg



tokyo12.jpg



tokyo13.jpg



映像には、安藤まさひろ・和泉宏隆(ザ・スクエア)、
及び仙波清彦による、オリジナルのサウンドトラックも付けられ、
それも凄く良かったんですよー。何度も見ました。


1987年といえば、バブルも真っ盛りの頃ですが、
これらの映像作品は、そんな空気に浮き足立つこともなく、
冷徹に都市の裏側の息づかいを写し取っていて、普遍的な美しさがあります。


とはいえ、2012年の現在では見ることも出来ない風景の数々が、
切り取られており、今となっては貴重な映像資料にもなっていると思います。


ぜひ、DVD化して再発売していただきたいものです。






記憶都市―RUST CITY TOKYO
川本 三郎 稲越 功一
白水社
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コメント

  1. ororon | URL | VV.rCrK2

    注文しました

    紹介されている写真に興味が湧いたので
    古本をネットで注文しました
    ビデオの方はLDしか見つからず再生できる機械持ってないのであきらめました

  2. ロボトリア | URL | -

    >ororonさん

    コメントありがとうございます。

    コメントいただけただけでもビックリなんですが、注文されましたか!
    一見、無機質な写真はテクノ好きの心をくすぐるものがあるのかもしれませんw
    じっくり堪能してくださいね。

    LDボクも検索で見つけました。VHSもそうですが、再生機器が進化するたびに
    過去の作品が見られなくなってしまい、たいへんもったいないですね。

  3. Perfume好きなJ-POP世代 | URL | kEoxNmEI

    山手線と京浜東北線が!

    かなりマニアックな感じですが、こういうものは好きです(笑)
    東京は大都市と盛んにいわれますが、ひっそりとした風景が様々なところに眠っているんですよね。この映像は80年代後期ということで、今とは違う東京の在り方を画像を通して知ることが出来ました。というよりも無言の呼びかけが何かを伝えてきます。

    最終的には電車の画像で、年代がよく伝わってきます。
    最近はかなり新しく差し替えられてますが、電車でGOのゲームの中で未だ生きていますよ。

  4. ヤジオショー | URL | -

    興味湧きます…

    1987年と言えばちょうど転職したての頃でして、世の中バブル真っ盛りでしたが、私の生活はそれとはほど遠く、別世界の話のようでした。
    今この写真集を見たら当時の記憶がよみがえるような気がします。
    ましてや映像作品まであるなんて…俄然見たくなりました。
    かなり、乾いたイメージが湧きました。こういうの結構好きです。

    私が持っている東京の写真集なんか写真の向こうから人情がシュワッと(意外とカラッと)伝わってくる1冊だけですからね。まあ、これは撮った人のキモチが出ている感じですね。(東京のこっちがわ:なぎら健壱:岳陽社、というやつです)

    昔の作品でDVD化されないものは観たくても観られなくなっていくんですよね。もったいないな~。

  5. ロボトリア | URL | -

    >Perfume好きなJ-POP世代さん

    コメントありがとうございます。

    東京は世界の大都市の中でも、広いですからね。
    時代に置き去りのされたような、路地の空間も多数存在しています。
    こういうものから何かを感じとれるJ-POPさんの感性が素敵だと思います。

    山手線の映像は時代がわかりやすいのでチョイスしました(^^)

  6. ロボトリア | URL | -

    >ヤジオショーさん

    コメントありがとうございます。

    ボクもバブルの名残があった頃は、まだ新入社員のペーペーで安月給だったので、
    まったく恩恵を感じたことがありません。
    その内、一気に景気が悪くなって、何度か転職も繰り返しました。

    >今この写真集を見たら当時の記憶がよみがえるような気がします。

    今見ると、乾いた映像の端々に時代の勢いというものを感じることができます。
    こういったマイナーな作品を発表できることも、景気が良かったおかげかもしれないですね(笑)

    >(東京のこっちがわ:なぎら健壱:岳陽社、というやつです)

    面白そうですね! そういう下町の雰囲気も好きです。なぎらさんも好きですw

  7. ゆりこ | URL | -

    こんにちは

    本の装丁がとても素敵ですね。
    装丁が好きな本って、大事にとっておきたくなりますよね~

    帯までキレイにとってあるって…
    ロボッチさんがずっと大切にしてる本なのですね。

    ビデオの映像の電車の場面、懐かしいです!
    煙ってる?霞んでる?から余計に、記憶と重なります。
    こんな風景でしたよね。

    ところで、本をのせてるのはオイルヒーターですよね?w
    我が家もオイルヒーターです。空気汚れなくていいですよね~♪

  8. ロボトリア | URL | -

    >ゆりこさん

    コメントありがとうございます。

    >帯までキレイにとってあるって…
    ロボッチさんがずっと大切にしてる本なのですね。

    はい、そうなんですが実はこの本を題材に学生時代にある制作物を作ったので、
    中身を切り刻んでいます(汗) 2冊買っておけば良かったと悔やんでいます(笑)

    >ビデオの映像の電車の場面、懐かしいです!

    単色の電車懐かしいですよね。昔は「何色の電車」って言って路線を区別してましたね。

    >我が家もオイルヒーターです。空気汚れなくていいですよね~♪

    そうなんですか~♪ オイルヒーターは暖房器具としては理想形ですね。
    空気汚れませんし、乾燥しませんし、じんわり自然な温かさが気に入っています。

    欠点は即効性がないのと、つけっぱなしにすると電気代がバカにならないことです(笑)

  9. はにわ | URL | I1TDUMZk

    私の人生を決めた本です

    はじめまして。まさに「記憶都市」を検索してこちらにたどり着きました。
    高校の図書室でたまたま見つけたこの写真集にガツンとやられ、写真の学校へ進学し、写真関係の職に就き、職場結婚しました。
    学生時代から今までずっと撮る写真は皆どこかしら稲越さんの影響を受けています。
    私も帯まで大事にして今も時々開いていますが、ビデオが出ていたとは!見たかった…。
    この本を採り上げてくださったのがうれしくてコメントせずにいられませんでした。ありがとうございます。

  10. ロボトリア | URL | -

    >はにわさん

    コメントありがとうございます。

    はにわさんにとって、とても大切な写真集となったわけですね。
    それほどの衝撃を受けたお気持ち、わかります。
    「わかる人なら、わかる」
    そんな世界ですよね。
    だからこれほどの名作にも関わらずネットにも情報が少ないのだと思います。
    たどり着いてくれてありがとうございました。

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