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SKETCH SHOW 「chronograph」

2012年03月05日 19:54

audio sponge

SKETCH SHOWは2002年から2003年にかけて活動していた、
細野晴臣と高橋幸宏のユニット。
このユニットの活動をきっかけに、徐々に現在のYMOの再活動へと繋がることとなります。

音響系と呼ばれるデリケートな音色を採り入れ、
回顧趣味に陥らない意欲的な作品で登場した久々の巨匠コンビに、
ボクは胸躍らせながら聴いたものでした。
1st『audio sponge』ではカバー作品を数曲織り交ぜるなど、
試行錯誤の跡が見られますが、
次にリリースされたミニアルバム『tronika』では北欧エレクトロニカの傾向を、
一層押し進め、その音色は氷のように冷たく、また清らかで、
SKETCH SHOWとしての方向性がより明確に際立つものでした。


tronika
tronika
posted with amazlet at 12.03.05
sketch show
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中でもボクが「ここまできたか…」と感銘を受けたのが、
「chronograph」という曲。 特にその詩に驚かせられました。


*****


走る 止まる 探す 疑う
揺れる 信じる 進む

触れる 思う 笑う 見つめる
よぎる 購う 生きる



街と 音と 人と 酸素と
恋と 水素と 別離

空と 月と 風と うぶ毛と
耳と 記憶と 響き



*****


無駄を徹底的に削ぎ落とした、動詞や名詞の単語による羅列。
余分な説明がない分、イメージは受け手の各個人に委ねられます。

クラフトワークがよく名詞をただ連呼するという手法をとり、
むき出しのテクノ感を出していますが、
この「chronograph」の場合は、もう少し具体的な意思が感じられ、
やや能動的な印象を受けます。

単語のひとつひとつに、自分の記憶や経験を重ね合わせ、
曲の持つメロディーや音色のイメージと融合され、
どこか心の奥がじんわりと暖かくなってきます。

静かに、そっと、前向きなメッセージを届けてくれるこの「chronograph」。
あなたも自分だけのオリジナルイメージを紡いでみませんか?












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コメント

  1. じぶらる | URL | -

    このアルバム、自分も大好きです。
    Snow #2からOhotzkaへの流れでいつも鳥肌です。
    この季節にぴったりのアルバムですよね。

    個人的にはSketch showでもう一枚ぐらい出してほしかったな。。。

  2. ロボトリア | URL | -

    >じぶらるさん

    コメントありがとうございます。

    Sketch show、実は何年も聴いていなくて、突然思い出したんです。
    で、じぶらるさんのコメを読んであらためて聴いてみたら、
    やっぱりいいですね! ほんとに今の季節のぴったり。
    寒風吹きすさぶ氷河の風景が浮かびますが、同時に
    小さな小屋の暖炉で暖まる・・・というような情景も浮かんできます。

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