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WORLD ORDER LIVE ~Beginning of the world~ 渋谷公会堂

2012年01月15日 14:28

14日、須藤元気率いるWORLD ORDERのライブに行って来た。

WO渋谷

この日は追加公演である。追加公演があって良かった。
追加がなければ、最近ハマったボクはこのライブを見る事が出来なかったのだから。
寒空の下に集まった客層は様々だった。
20~30代の男女が多い。女性がやや多めか。
渋谷という場所柄か、おしゃれな人が多かったように思う。
ボクと同世代、40代の人も少なくない。年配のご夫婦も見かけた。
あと、外人さんもちらほら。You Tubeなどの海外の人気は非常に高い。

ボクの席は2階やや後方。アリーナ級の会場と違って、それほど距離は感じない。
位置はど真ん中とは言えないが、端っこでもなかった。
WORLD ORDERのパフォーマンスは真正面から見る事を前提に考えられているものが多いが、
逆に言えば、PVやテレビでは分からなかったものが確認出来るかもしれない。


開演時間が10分ほど過ぎた頃。
おもむろに舞台向かって左から、須藤元気がスタスタと歩いて登場。
歓声上がる。
あのスローウォークではない。早足。
まだ客電は落ちていない。
すると、舞台中央でピタッと静止。
歩くポーズで。
まるでスチール写真のよう。
数十秒そのまま。
そして何事もなかったかのように再び動き出し、舞台右へ歩き去った。
会場に少し笑い。

会場暗転。重厚なビートのBGM。
ほの暗いステージの左右から、次々とスーツ姿の人々が歩いてくる。
10人以上いたので、メンバー以外にもエキストラがいたようだ。
交差する人、人。
現代社会の暗喩なのか。
時折、スローになる人がいる。妙なポーズをとる人。それに絡む人。
その空間だけがグニャリとねじ曲がる。

再び舞台は真っ暗。
中央にスポットライトが灯ると、直立する須藤元気。
やがて、ピアノとバイオリンの音色が。
聴いた事のないメロディ。そしてやけに生々しい。
パッと、後方に照明が灯ると、なんと演奏者がいた。
ピアノとバイオリンの奏者。まるでクラシックコンサートだ。

いつの間にかメンバーも舞台に合流。
ゆるゆるとフォーメーションを作り始める。
ピアノとバイオリンの奏でるメロディが、聴いたことのあるメロディに変わってきた。
これはもしや・・・
「2012」の始まりだ。
バックに弦楽四重奏団が加わっている!
これには驚いた。
WORLD ORDERのライブは音源をただ流すだけと思っていた。
生演奏とミックスしていた。
キレのあるダンスが始まる。
いつ見ても、シンクロ具合が凄い。どれくらい練習を積めばああなるのだろう。
クライマックスの空中浮揚。
持ち上げて回転させてる様子が少しわかった。
にしても凄い。重力に反している。

曲が終わり、ようやく拍手。盛大だ。歓声も飛び交う。
WORLD ORDERのパフォーマンス中は、観客は食い入るように見つめている。
一挙手一投足を確認するかのように。そこに込められたメッセージを受け取るために。


次は「BLUE BOUNDARY」。
やったー! 大好きな曲だ。ちゃんと振りがあった。
駆け出すようなポーズのダンスだった。
途中で曲調がガラリと変わった。
バッキバキのテクノだ! ほとんど暴力的。
メンバー1人ずつピンスポが当たり、ソロダンスの始まりだ!
いつもの抑制された動きではなく、ダイナミックに弾けまくっている。カッケー!!
ああ、そうなのね。やっぱりこの人たちプロなのね。
一人一人、得意のダンスを披露してた感じ。
個人的には内山さんのあのメカニカルな手の動きにクギ付けだった。
まさにMACHINE CIVILIZATION!!


そして、ようやくMC。
「人にはモテキが3回あると言われていますが、その3回目を迎えた須藤元気です!」
みたいな事を言っていた。ここまで緊張感に包まれていた会場の空気が和んだ(笑)
元気さんの、声、しゃべり方はとても優しい。とても元格闘家とは思えない。
ただ、舞台に臨む時は、つい格闘家を意識してしまうと言う。試合に臨む気持ちと同じだと。
楽屋で皆がダンスをしてアップをしている中、自分だけシャドーボクシングをしていると言う(笑)


次は「BOY MEETS GIRL」。
女性ダンサーがたくさん出て来た。
いつものクールなパフォーマンスとは一転、明るい照明の中、華やかなミュージカルのようだった。


次は、パントマイムのコーナー(?)
女性のマネキンと、男性のマネキン(こちらは人間)のショートストーリー。
おなじみの“壁”や“重いドア”等をパントマイムで表現。ほんとに見えるようだった。
男性のマネキンが女性のマネキンに、キスをする場面で暗転。
再びスポットが当たると、女性のマネキンが他のメンバーにすり替わってたというオチ。
それまでロマンチックに進行していたので笑ってしまった。


ヒュオン、ヒュオンと音が鳴る。メンバーがチューブを回しながら客席通路から登場。
ここで打楽器が加わる。民族的なパーカッション3人の奏者。
舞台はメンバーの落合さん(もちろんスーツ姿)と、空手着姿の青年。
なんと、打楽器の演奏に合わせて、空手の型が始まった!
どこの流派かわからないが、あれは本物。
もの凄いキレとスピード。静と動のダイナミズム。
スーツと道着の二人が、まるで鏡のように左右対称で演武を繰り広げていた。
後のメンバー紹介で、落合さんは空手のジュニアの大会で全国3位だったことが明かされた。


続いて「A BRAVE NEW WORLD」。
元気さんは基本、ロボットの動き。
ん? 元気さん以外のメンバーの首がない!?
真っ黒の四角い箱を被っていた。中にライトが仕込まれていて、
上半身が暗闇にぼんやりと浮かび上がる。音楽に合わせて点滅したりする。
またも斬新なアイディア。なぜか明和電機やグラインダーマンを思い出した。


続いて「MACHINE CIVILIZATION」。
これはこないだ「とくダネ」で見たように、仰向けに寝そべった人間を起こすところから始まる。
この始まりはやっぱり斬新だと思う。他にいない。
そして機械仕掛けのような圧倒的な独自のパフォーマンス。素晴らしい!


ここでメンバー紹介のMC。
飲み会では座らず、立て膝ついて待機する高橋昭博さん。
パーマ頭の新加入の上西隆史さんは大学院生。しかも東大!天パーではありません(笑)
サブリーダーの野口量さんは元気さんの右腕というか両腕。
この人なしではWORLD ORDERのパフォーマンスは成り立たない。
皆のアイディアを具現化するそんな量さんは、実は平山郁夫の親族だという。
芸術家系にもほどがある(笑)
イケメン担当の森澤佑介さん、目が大きくて瞬きが多いという。
そのためPVなどで瞬きNGも多いとか。
落合将人さんは先程の空手の人。客席にウチワを持って来たファンも。
「ジャニーズか!」という元気さんのツッコミ。
「以上の6名が…」と言おうとして「ちょっと!」と止める内山隼人さん。
つべの書き込みで、海外の方から日本のハリーポッターと言われているそう。
この人のメカニカルな動きはボクもPVでついつい目がいってしまう。
風貌だけでなく、キャラクターもなかなかユニークな人。たぶんオチ担当(笑)
31歳でお年玉をもらえて(元気さんから)嬉しかったとコメント。

いまひとつ謎だったメンバーの素顔が垣間見えた紹介だった。
仲の良さも見えた。いい感じである。
これは強い。
元気さんの“何か引き寄せる力”がそうさせたのかも知れない。
技術やスキルも大事だが、結局は人だ。元気さんもそのように言っていた。


3人のパーカッションの演奏で、パフォーマンス再開。
量さんと、ふたりのダンサーが激しく踊る。ヒップホップを民族風に味付けした感じ。
とにかく量さんの動きがヤヴァイ。スーツを着てるだけに、ちょっと危ない人にも見える。


続いて、出ました「WORLD ORDER」。
あのピアノのイントロが鳴り響く。そう、生演奏だ。
プラス弦楽四重奏団。もう、荘厳の一言。

その流れで、最後は「MIND SHIFT」。
この2曲は、やはり圧巻。ほぼPV通りのダンス。
千手観音のところは逆光でドラマチックなのだが、光源が直接目に入り、
ほとんど見えなかった。正面からみるとさぞかし美しかっただろう。

DVD化を強く望む。
このDVDが発売されたら、日本のミュージックシーンは震撼するだろう。
と同時に、既存のフォーマットでは当てはめられない面もあり、
日本のメディアでは、活躍する場に難儀するかもしれない。
それくらいオリジナリティ、アイディアにあふれてる。

歓声飛び交い、万雷の拍手で、舞台は終了。
初めて目にするパフォーマンスに皆、興奮し、歓びに打ち震えていた。

アンコールの拍手も大きかった。
アンコールの拍手も「義理」であるか「本気」であるか、なんとなく分かるものだが、
あれは明らかに「本気」の拍手だった。音も大きく、テンポも速かった。


アンコールはアルバムラストの「LOVE AND EVERYTHING」。
スタンドマイクが出て来て、まるでドゥワップグループのように皆で歌う。
皆好きなように歌う。緩やかな、温かい空気に包まれた。


これは全体を通して感じた事だが、
クールで硬質なパフォーマンスにも関わらず、何故か雰囲気は温かい。
これは何事もポジティブにとらえ、成功してきた元気さんのオーラなのか。
その元気さんのもとに集まった、素晴らしい仲間達が醸し出す、
これまたポジティブなエネルギー、勢いというモノもあるだろう。


非常に濃密な、約1時間40分ほどのステージ。
アイディアに圧倒され、パフォーマンスに驚嘆した。
~Beginning of the world~
たしかにWORLD ORDERは始まった。それを実感した。
また、是非行ってみたい。


おわり





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背です。
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コメント

  1. チョービギナー | URL | h7JsBsjs

    想像をこえたパフォーマンスだったんですね。

    考えてみると1月14日という日は、東京で、神戸で、ホントにライブの大当たり日だったんですね。
    ロボッチさん渾身の詳細レポは、読み進むうちに次から次へと映像が、音楽が思い浮かびます。

    まず驚いたのがピアノにヴァイオリンに、え?弦楽四重奏まで?
    てっきりプリセットされた音源に合わせてパフォーマンスをするもんだと勝手に思い込んでた
    こちらの思惑の遥かナナメをいく、ブッチギリのカッコ良さ。元気サン、やっぱり
    「人を楽しませる」ことの天才ですね。その精神こそエンタテイメントの真髄。

    そうですか。食い入るように一挙手一投足をですか。でもそれも判る気がします。
    思わず息をつめて観いってしまうあのパフォーマンス。ロボッチさんと同じようにこのライブが
    初WORLD ORDERだった人も多かったのでは。
    いいですねえ。個々のダンスのソロパートですか。これぞライブでの醍醐味ですもんね。はー。
    へー。そうですか。空手経験者のロボッチさんだから看破できた「本物の型」。
    本当に機能を究めた型は、見た目にも美しい。そうかあ。そこで「美は機能に従う」を
    目の当たりにすることになるとはねえ。

    私的に最も興味のあった元気サン以外のメンバーへのスポットライトが当たるのかどうかが
    やはりあったのですね。へー。平山郁夫サンの親族の方なんですか、野口量サン。
    MIKIKO先生とはまた違うデイストですが、彼の創り上げるコレオグラフィこそがある意味、
    WORLD ORDER の生命線ともいえるモノでもある訳で。

    >元気さんの“何か引き寄せる力”

    いい話だなあ、とつくづく思いました。人を元気にするのは人しかいないんだ。改めてそう感じました。
    ロボッチさんも書いておられた

    >クールで硬質なパフォーマンスにも関わらず、何故か雰囲気は温かい。

    それを産み出す泉源のようなモノに触れることが出来た貴重なライブだったんですね。

    あー。WORLD ORDERと、MACHINE CIVILIZATION をナマで体験すること。しかもWORLD ORDERは
    あのイントロが生ピアノで!! おおおお!! あの「千手観音」もナマでねえ。眼福でございますねエ。

    DVD化、ゼッタイして欲しいと思います。そして次に東京でライブがあったら
    何としても駆けつけたいと思います。その時はロボッチさんもご一緒していただけますか?(笑)

  2. かほリン | URL | -

    ライブレポありがとうございます!

    凄く丁寧で分かりやすく、臨場感さえ伝わってくるような渾身のレポですね!
    楽しく読ませていただきました。

    DVD化して欲しいなぁ。その場の空気とは違うでしょうけど、田舎在住でなかなかLIVEに行けない人間にはDVDはありがたいんですよねぇ。
    私は好きな物を形として持っていたい、という願望があるので、ホントはダウンロードフリーの曲もCDで販売して欲しいくらいなんですけどね。

    いや、それにしてもレポ面白かったです。
    ありがとうございました^^。

  3. mtst | URL | WU..WH7.

    レポートありがとうございます。

    静かに興奮するって感じでしょうか。
    一緒に踊って飛んでって言うよりは、観客としてパフォーマンスを見入ってしまってる様子が感じ取れました。

  4. RM-2 | URL | EIARM17s

    臨場感全開レポ 

    ありがたしです(^^)  これ読んで、こんどライブあったら行こうと思いました!
    しかし、須藤元気さんは格闘家時代より “ 人を楽しませることへ全力を注ぐ点 ” はブレてませんね。
    そして この多才さは・・なんなんでしょう(笑)  
    弦楽四重奏プラスが堪能できたり、メンバーの仲の良さが垣間見えたり、うらやましー(・ω・)
    PS: Tシャツ、何気にイイっすネ! これは普通に着れそうだし!(笑)     

  5. runrun1006 | URL | wFQeisDc

    ストラップの

    ナスカの地上絵みたいなマークは、確かタトゥーをしていたような記憶がありますが、気に入っているということなんでしょうか。
    生演奏でライブって、意外ですね。
    ライブレポありがとうございました。

    おわり

  6. ロボトリア | URL | -

    >チョービギナーさん

    コメントありがとうございます。

    生演奏は意表を突かれましたねー。
    大人数のバックダンサーを含め、ある意味禁欲的なPerfumeとは対照的に、
    まずは、なんでも試みてみる、という精神にあふれていたように思います。

    観客が食い入るように見つめていたのは、やはり初めて見る人が多かったせいもあると思います。
    マイクロソフトのイベントのお客もそうでしたね(笑)
    回を重ねてくる内に、その内お客さんのノリも違ってくるでしょう(^_^)
    でも、お客さんの期待感はビシビシと感じましたねー。

    メンバー間の雰囲気の良さを見れたのは良かったです。
    PVの無表情な顔ばかり見ていると、やらされているのか?と思ってみたりして(笑)

    >そして次に東京でライブがあったら
    何としても駆けつけたいと思います。その時はロボッチさんもご一緒していただけますか?(笑)

    もちろんです! いつですかねー楽しみです!

  7. ロボトリア | URL | -

    >かほリンさん

    コメントありがとうございます。

    いやー、そう言って頂けると嬉しいです。
    今回は、行きたいけどタイミングを逃してしまった、という人も多いと思ったので、
    妙な責任を感じてしまいました(笑)

    >ホントはダウンロードフリーの曲もCDで販売して欲しいくらいなんですけどね。

    ボクは次回のCDに収録されるものと信じてますけどね。
    MP3の音では、やっぱり物足りないですし、ボクも形として持っていたいです。

  8. ロボトリア | URL | -

    >mtstさん

    コメントありがとうございます。

    >静かに興奮するって感じでしょうか。

    踊り狂うよりかは、じっくり見たいパフォーマンスでしたね(^_^)
    あとは、やはり初めてライブを見に来た人が多かったので、ノリ方がわからない面もあったと思います。
    普通のミュージシャンと違って、まったく予測不可能でしたし。。
    その内見る側も、変わってくるのではないでしょうか。

  9. ロボトリア | URL | -

    >RM-2さん

    コメントありがとうございます。

    >ありがたしです(^^)  これ読んで、こんどライブあったら行こうと思いました!

    これを読んで、そう思っていただければ光栄です。是非行きましょう!(笑)
    サービス精神はほんとに感じられましたね。あと、メンバーのひとつの方向に向かっての、
    結束力のようなものもあって、素晴らしいと思いました。

    >PS: Tシャツ、何気にイイっすネ! これは普通に着れそうだし!(笑)

    勢いで買ってしまったんですが、公式サイトでグッズを見たら、
    もっとカッコイイTシャツがあったので、そちらもポチってしまいました(*^^*)

  10. ロボトリア | URL | -

    >runrun1006さん

    コメントありがとうございます。

    >ナスカの地上絵みたいなマークは、確かタトゥーをしていたような記憶がありますが、気に入っているということなんでしょうか。

    この絵を背中にプリントした「元気」Tシャツも売ってましたよ。よろしければ…(笑)

    >おわり

    フーン( ̄∇ ̄*)

  11. みふぃお | URL | -

    レポートありがとうございます

    生で見てみたくなっちゃいました!
    空手があったりパントマイムがあったりとすごく楽しそうなライブですね。
    やっぱり衣装はずっとスーツですか?
    替えたとしてもスーツ→スーツだとあんまりわからないかもしれませんね。
    DVD化して欲しいですね~。

  12. ロボトリア | URL | -

    >みふぃおさん

    コメントありがとうございます。

    だんだん記憶があやふやになってきましたが、
    衣装はずっとスーツだったと思います。スーツ姿の空手の型、初めて見ました(笑)
    いろいろ盛りだくさんで、楽しいライブでした。DVD出て欲しいですね。

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