鈴木慶一とムーンライダース『火の玉ボーイ』

2010年05月30日 23:43

火の玉ボーイ
1975年、はちみつぱい解散後に制作された
鈴木慶一のソロアルバム。
すでにムーンライダースという表記がありますが、
一応、鈴木慶一のソロという扱いです。
味のあるジャケットデザインは
ボクの尊敬する奥村靫正

彼らのキャリアの初期の作品ですが、
何なんでしょう、
この腰の据わった落ち着きっぷりは。
すでに大御所感すらただよわせています。
この後に出るムーンライダーズの1stの方がよほど
若いバンドの初々しさを感じます。

そしてこのアルバムの持つ豊かな心地よさは
何でしょうか。
まさに“古き良き時代”の
おおらかな温もりを感じるのです。
それが当時の日本なのか、当時彼らが影響を受けたアメリカのものなのか、
リアルタイムで聴いていないボクには分りません。

聴いて感じるのは参加ミュージシャンの雰囲気のよさです。
非常にたくさんのミュージシャンが参加していますが、
和気あいあいと冗談を言いながら、つくっている情景が浮かぶのです。
それでいてできあがった作品のクオリティは35年たった今でも輝いています。

参加ミュージシャン
武川雅寛・岡田徹・橿渕哲郎・椎名和夫・鈴木博文・土井正二郎・徳武弘文・細野晴臣・林立夫
佐藤博・駒沢裕城・矢野誠・矢野顕子・白井良明・南佳孝・斉藤哲夫 他多数

1. あの娘のラブレター
2. スカンピン
3. 酔いどれダンス・ミュージック
4. 火の玉ボーイ
5. 午後のレディ
6. 地中海地方の天気予報~ラム亭のママ
7. ウエディング・ソング
8. 魅惑の港
9. 髭と口紅とバルコニー
10. ラム亭のテーマ~ホタルの光



下の動画は冒頭の2曲。アナログレコードをかけて聴かせてくれます。
名曲「スカンピン」。文字通り爪に火を灯す貧乏ソングですが、まったく絶望を感じないのは、
先に述べたこのアルバムの雰囲気の良さ、そして「俺」ではなく「俺達」といっているように、
常に背後に「仲間」の存在をあらわしているからではないかと思います。
ふて腐れ、カネはなくても、どこか未来に光を見ていた・・・

「昔はよかった・・」などと言うオッサンは好きではありませんが、
正直、このアルバムを聴くとこの時代がうらやましくなります。



火の玉ボーイ
火の玉ボーイ
posted with amazlet at 10.05.30
鈴木慶一ムーンライダーズ
DREAM MACHINE (2001-12-12)
売り上げランキング: 93800



クリックするだけで管理人が大喜びするシステムです。
にほんブログ村 音楽ブログ テクノへ 人気ブログランキングへ 


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://robotoria.blog14.fc2.com/tb.php/46-dff281e6
    この記事へのトラックバック