--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

THE BEATNIKS『LAST TRAIN TO EXITOWN』

2011年11月07日 20:58

BEATNIKS EXITOWN
80年代に「出口主義」というアルバムで鮮烈に登場したBEATNIKS。
当時の時代の閉塞感を敏感に感じ取っていた2人が、最先端の感性で、
最先端のサウンドで、最新鋭の音楽を通して、ブレイクスルーを試みた快作でした。
およそ30年を経て、この度『LAST TRAIN TO EXITOWN』という新作を発表。
「最終出口行き」と、名付けられたアルバム。
果たして出口は見つかったのでしょうか?
時代の閉塞感という意味では80年代より、今の方がずっと重いです。
だって、80年代当時、高校生だったボクは個人的には鬱々とした日々を送っていましたが、
時代に対してなんら閉塞感を感じてはいませんでしたよ。
今は、自分が大人になってしまったせいもあるのでしょうね。
暗い話にばかりやたら詳しくなりました(すばらしい日々byユニコーン)。

そんな耐えきれない日々の重さに、なんとかふんばっている、BEATNIKSをリアルタイムで、
聴き続けてきたオジサンたちに、この新作の音は優しく響きます。

んー、使い古された表現ですけど、聴けば聴くほど味が出る、というやつですね。
いわゆるスルメ音楽。本音を言えば、1曲くらいもう少し当たりの強い
ダイナミックな曲(前作M.R.I.のMove Right Inのような)が欲しかったというのもありますが、
今、再びBEATNIKSの新作が聴けるだけで、ありがたいです。
めちゃくちゃ渋くて、カッコイイですよ。
ボクが高校生の時に想像していた60歳の人が出す音では決してないです。(笑)


このアルバムを聴いた人ならわかると思いますが、ラストの曲「Last Train to Exitown」を
聞き終わると、自然ともう一度アタマの曲「A Song for 4 Beats」が聴きたくなります。
ループ構造になっているのです。
ようやく出口が見えて来たと思ったら、そこは入り口だった・・・
これ以上はない皮肉のようですが、受け取り方によっては希望も見えてきます。
うまく言えませんが、達観した強さとでも申しましょうか・・・

派手さはありませんが、詩、曲ともにこの年齢ならではの深みがあり、
こんなん、とても若造に出来る芸当ではないですよ(毒づいちゃった)。

最初はあまりに地味で、「え?」と思いましたが、
気が付くと、またCDを回している、不思議なアルバムです。



この曲好き。






イメージ画像です(^^)
幸宏&慶一





LAST TRAIN TO EXITOWN
LAST TRAIN TO EXITOWN
posted with amazlet at 11.11.07
THE BEATNIKS
EMIミュージックジャパン (2011-10-12)
売り上げランキング: 879



ブログランキングに参加しています。
にほんブログ村 音楽ブログ テクノへ 人気ブログランキングへ 


コメント

  1. チョービギナー | URL | h7JsBsjs

    待ってました!! ロボッチ様。

    目下の大好物、THE BEATNIKSを採りあげていただき、ありがとうございます。
    30年前、実存主義の英語を、言葉遊びの中で出てきた「出口主義」という言葉に置き換えた
    フレーズがかくも長く二人の心を捉え続けることになろうとは、きっと30年前は
    想像もしなかったのでは。

    そうですね。還暦のあっち側とこっち側のお二人とは思えない(失礼!:笑)「若々しく、
    瑞々しい音」というのがアルバムを通して聴いた最初の感想でした。パーソネルとしてはpupaと
    重なる部分がかなりあるようですが、慶一という存在がこのグループを唯一無二のものにしてる
    「スパイス」であることは間違いないようですね。

    一言で言うなら「無頼」。ニヒリズムと言い換えてもいいかも知れないザラザラとした感覚の
    音や詩の世界。期せずしてロボッチさんが作って下さったグラフィックのコピーのもととなった
    「戸棚の中の~」なんてまさに慶一ならではのもの。飄々としたサウンドの中に潜む芯の強さ、
    のようなもの。その晴れない霧の中でも「出口」を希求する感覚。そのバランスはホントにいまの
    日本の音楽、いや世界中のロックシーンを見渡してみても本当に希有な存在であると思います。

    それから今回のレパートリーの中で結構最初からお気に入りだったザ・ラヴィン・スプーンフルの
    「Didn't Want To Have To Do It」のカバー。ユキヒロの洋楽モノカバーシリーズが大好きな私に
    とって最高のプレゼントでありまして。8月のワーハピでも演ってくれてましたが、今度のサンプラ
    でも、ぜひ聴いてみたい一曲です。

    何やらチケの売れ行きがここ何日か取りざたされてたみたいですが、当日はぜひ久々にロボッチ様&
    奥様にご挨拶をさせていただきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。ハイ。
    (いけね。早くチケット取り替えてこなきゃ:笑)

  2. ロボトリア | URL | -

    >チョービギナーさん

    コメントありがとうございます。

    30年前は言葉遊びの側面もありましたね、「出口主義」。
    当時は何のことかわかりませんでした。今も怪しいですが(笑)
    当時はアーティスティックにも響いたこの造語も、今や切実な言葉として生きてきましたね。

    慶一の存在は大きいですよ。BEATNIKSに「毒」と「苦み」を盛り込んで、
    奥深い味わいを引き出しています。それに幸宏の優しく甘いボーカルが乗るとね。
    もう独特の世界なわけで、おっしゃる通り希有な存在なのです。

    チケットがなかなか捌けないようで(笑)
    ファンの年齢層高いと思いますし、平日は厳しいのでしょうか?
    ボクはなかなかの良席でしたよ。Perfumeだったら狂気乱舞しているでしょう(笑)
    当日はよろしくお願いします。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://robotoria.blog14.fc2.com/tb.php/458-752de3ca
この記事へのトラックバック



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。