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『コクリコ坂から』を観て

2011年08月16日 17:23

“カネガネーゼ”を自認する庶民派ブロガー、
そしてこの夏、セミに2回ぶつかられたどうもロボッチです。

毎日暑いので避暑に行きたいところですが、ここはやせ我慢のしどころです(カネガネーゼ)

せめて近場の映画館で涼んでこようと、今日も映画を観に行きました。

ジブリ映画『コクリコ坂から』です。
ファンタジーでもなく、どちらかと言えば地味な映画で、興行的にもそこそこ。
ヤホーのレビューを観てみると、おやおや結構キツい感じ。
監督は『ゲド戦記』宮崎吾郎さん。『ゲド戦記』もジブリ映画の中では評価が高くはないですね。
ですので、今回はあまり期待しないで観に行きました。

で、結論から申しますと、


すごくいいじゃないですか!!!!


映画の感想ってほんっっとに人それぞれですね。
ヤホーのレビューを観てつくづく思いました。
やはりあてにしない方がいいです、あれは。

この映画観て響かないのかな~。なんか信じられない・・・
詳しいストーリーには触れませんが、ほんとおすすめですよ。
特にアラフィフ以上の方はきっと気に入るんじゃないでしょうか。


1963年という設定は、現代から見ればどこか現実離れしていて、
ボクはむしろファンタジーを感じます。

背景にしろ、家具や小物にしても今の若い人たちから見れば、どれもこれも新鮮に映るでしょう。
それは人物にもあてはまります。
当時の高校生たちの所作や言動がとてもすがすがしく、高潔です。
それら抑制された全体のトーンが物語を包み込んでいるので、
純愛を描いていても気恥ずかしくありません。


「好きです」というセリフが、こんなに真っすぐ心に刺さったのは久しぶりです。


良い大人たちがたくさん出てくるのも嬉しいです。
かつて潔かった、誇り高き日本人。そんな登場人物たちがとても気持ちよかったです。


中盤以降は、ずっとウルウルしてました(笑)
やがてむかえるエンディング。
手嶌葵さんの歌う主題歌(これも素晴らしい)が流れるエンディングクレジットは、
カーズ2の長大なエンドロールに比べると、あっけないくらい短いものでした。

「やばい、まだ涙乾いてないんですけど・・・」



同じアニメでもカーズ2とはまったくテイストが異なる、対照的な映画ですね。
万人向けのエンターテインメントの面白さを求めるなら『カーズ2』。
しっとりとした情緒あふれる感動を求めるなら『コクリコ坂から』でしょうか。
あくまで個人的感想です。

ここだけの話、ボク自身の好みは『コクリコ坂から』です(^^)/


昭和ノスタルジーの中の純愛物語が好きな方にはおすすめの、
もっと評価されるべき映画と思いました。






スタジオジブリ・プロデュース「コクリコ坂から歌集」
手嶌 葵
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コメント

  1. mtst | URL | 7R3NWL/.

    良いですよね!ねっ

    やっとこの映画について語れる方が(笑)
    実はCars2よりも先に観に行きました。

    ここでは細かい内容を書けませんが
    もうね、途中何度ウルウルし涙を拭ったか…。
    時代設定自体も「日本をこれから益々良く出来るはず」と皆が将来に向かって明るい希望に溢れている感じ。今の世の中に必要なんじゃないでしょうか。
    登場人物もよかったです。
    生徒達が自分の意見をしっかりと持ち、自信にあふれて生き生きとした感じ。
    自分の人生を歩むってこういう事だったんだなと気づかされました。
    >良い大人たちがたくさん出てくるのも嬉しいです。
    若者の熱意を真剣に受け止めるところなんてもう、自分が情けなく感じる(笑)
    まぁ、その後は「それに比べて自分なんて…」の、いつもの自己嫌悪タイムだった訳ですが(苦笑)
    個人的には当時同世代だった方があの映画を見てどう思うかを知りたいところです。
    その他、色々と語りたい事はありますがその先はロボトリアさんとどっかで呑むしか無いですね(なんちゃって)

    >手嶌葵さんの歌う主題歌(これも素晴らしい)が流れるエンディングクレジット
    いいですよね手嶌さんの歌声。人に知られたくない部分を鷲掴みにされてしまいます。
    自分はゲド戦記の予告をテレビで初めて観た時に彼女の歌声を聴いて何故か嗚咽しながら泣いてしまいました。
    結局、泣くと恥ずかしいから映画は観に行けませんでした。
    最近も映画のプロモーションで車で30分くらいの所にキャンペーンに来てたのに同じ理由でやめてしまいました。ちょっと後悔。

    先日某国営放送でこの映画に関した特集みたいな事をしていましたが、息子である吾郎さんの苦悩が何とも言えない気持ちになりました。
    「ジブリ」としてみたらファンの方にとっては毛色として期待にそえない物なのかもしれませんが
    個人的には観て良かった映画です。

  2. ロボトリア | URL | -

    >mtstさん

    コメントありがとうございます。

    おお!共感してくれて嬉しいです!
    いいですよねー、やっぱり。そう、今の日本人に観て欲しい1本です。
    企画自体は当然、震災前でしょうけど、今観ると何気ないシーンが胸に詰まります。
    主人公ふたりを含む登場人物の真摯さもいいですよね。理事長最高!
    呑みましょう、mtstさん! 上京する機会があったらご一報を(笑)

    手嶌葵さんは素晴らしいですよ。評判の芳しくないゲド戦記も観ましたが、あの歌のシーンは泣けました。
    なんなんでしょうね。あのささやきのような、それでいて力強い歌声は。

    >「ジブリ」としてみたらファンの方にとっては毛色として期待にそえない物なのかもしれませんが
    個人的には観て良かった映画です。

    人の評価はそれぞれですね。この映画はジワジワと評価が高まるのではと思っています。

  3. きなこ | URL | -

    へ~!

    そうなんですか!
    じゃ、見てみよ(単純)
    カーズ2も見なきゃいけないし、忙しいな~

    ゲド戦記がくそほどつまらないのでアテにしていなかったし、
    NHKの特番見ても、一瞬ぐぐっと来たようで、
    どうせ番宣だし
    なんてスレテいました。

    ノスタルジーっていいですよね。
    その時代の空気感がある映画ってとても好きです。

  4. チョービギナー | URL | h7JsBsjs

    待ってました。私も2回、観に行きました。

    ジブリにしては、という評論を書いてる人はきっと、ジブリをよく見ていない人だと思います。
    去年の「アリエッティ」といい、この「コクリコ」といい、間違いなくこの路線がジブリのもう一つの
    大きな柱になるのだと思いました。

    全くの私事ですが私は1960年の横浜生まれ、横浜育ち。なのでこの時代背景はギリ記憶の片隅に
    残っている情景です。ロボッチさんとは若干ちがう趣旨かも知れませんが、観ていて涙を
    こらえるのに苦労をしました。勾配の急な坂道を登り降りすることがストーリーを動かしている進行、
    はしけが接岸している河や、桜木町の駅舎、ニューグランドやマリンタワー、元町のトンネル前と
    思しき市電の停車場....。おお、と言葉にならないため息を何度ついたことか。
    時代考証的にやかましく言うと、当時の横浜はもう少し現代的。でもあの作品は宮崎駿という
    希代のストーリーテラーが紡ぎだした極めて私的な作品です。設定が少々時代がかっていることに
    目くじらを立てるのも何か違和感を感じます。それよりも原作のコミックをまるきり改作してしまう
    かのような時代設定の変更と、大幅なキャラクターの変更により、とても清々しい、心地良い後味の
    作品になったこと、しかもこのテーマをアニメーションであえて作りきったこと、その英断に拍手を
    贈りたい気分なのです。

    地味? この静かに語りかけてくるゆるやかなテンポこそ、この作品の生命線。
    短いセリフの切り返しの連続や、新橋の理事長のもとへエスケープして談判をしにいくあたりは
    まるで小津の「秋日和」のようだし、港や工場地帯の描写などにもその色濃い影響を嗅ぎ取ることが
    出来ます。(あ、そう言えば。談判にいくのが新橋の徳丸さん、というくだりは、おそらく
    ジブリとも深い繋がりがあった徳間書店の徳間康快さんをモデルにしている、と密かに踏んでいるのですが。
    でもあの理事長の吹き替えが、あの岩崎弥太郎を演った 香川照之だった、というのも意外。)
    高校生というよりは妙に大人びていて、少々理屈っぽい風間クンと水沼の描写、などは本当に
    宮サンの本領発揮だし、何しろ傑作だったのが「カルチェラタン」の面々。
    あんなに男くさいハナシに勝手に変えちゃって。あれはほとんど「紅の豚」に出てくるイタリアの
    空賊、「マンマ・ユート」の焼き直しです(笑)。そう言えばダメな男たちを、快活な女性たちが
    大掃除でカルチェラタンを見事に再生させていくハナシは、同じく「紅の豚」で、傷ついた主人公の飛行艇を、
    ミラノの快活なおばさん達が、見事に修理していくエピソードに繋がっていると思います。

    とにかく気持ちのいい位まっすぐな多感な若者を、周囲の大人たちがしっかりと支えてやる、あの
    くだりには溜飲が下がりました。メルが毎朝掲げていた信号旗が、亡き父にかわるあたらしい人を
    連れてくる、というストレートな大団円も気に入りました。

    こんな作品をコンスタントに作ってくれる、のならスタジオ・ジブリの前途は洋々だなあ、と
    呑気なことを考えながら、地元・横浜みなとみらいのシネコンでこの作品をたっぷりと堪能して
    帰ってきました。

    P.S.きのうまで横浜そごうで開催されていた「コクリコ坂より」原画展は、押すな押すなの予想以上の
    盛況で、とても驚きました。でもあの精緻な背景画や、ストーリーボード、絵コンテをたっぷりと堪能
    出来ました。ジブリの確かな職人技を観た思いがしました。いい催しだったと思います。

  5. セラミックおじさん | URL | -

    家を離れて300km

    えっと、出張中です。帰ったら コクリコ坂 観たいと思う1960年生まれの私です。 映画の評価にしろ、音楽の評価にしろ、みんなが「良い!」っていうのは逆にきもちわりゅいですね。さらに似非評論家が酷評するもののなかに、珠玉の宝石のような名作も存在します。
    わかりやすく書くと、あ~ちゃんの悪口を言うやつは沢山いますが、そんな人たちの言うことを気にしてはいけません。ということです。

  6. ロボトリア | URL | -

    >きなこさん

    コメントありがとうございます。

    >ノスタルジーっていいですよね。
    >その時代の空気感がある映画ってとても好きです。

    その点では間違いないと思います。町の様子などを見るだけでも楽しめます(^^)

    ゲド戦記もそうですが、ジブリで新作を発表するプレッシャーというのは相当なものだと思います。
    いつまでも宮崎駿監督一人に頼るわけにはいかないですし。
    今回のコクリコ坂は、いい具合に宮崎駿監督も絡んで、ゆっくりと後継に引き継いでいく
    スタンスとして好ましいと思いました。この先もジブリの新作観たいですからね(^^)

  7. ロボトリア | URL | -

    >チョービギナーさん

    コメントありがとうございます。

    ジブリファンでもあり、横浜生まれでもあり、年代的にもドンピシャのチョービギナーさんが
    ドハマリするのは想像に難くありません(笑)
    地元の懐かしい風景がスクリーンに蘇った日には、なにげないシーンでも泣けてしまうでしょうね。

    東京の会社の様子などは、たしかに小津映画のそれでした。
    淡々とした味わいのわかる人はこの映画を高く評価するんでしょうね。

    >(あ、そう言えば。談判にいくのが新橋の徳丸さん、というくだりは、おそらく
    >ジブリとも深い繋がりがあった徳間書店の徳間康快さんをモデルにしている、と密かに踏んでいるのですが。

    なんと今朝の朝日新聞文化面にズバリその事が書いてありましたよ!恐れ入りやした(≧ω≦)

  8. ロボトリア | URL | -

    >セラミックおじさんさん

    コメントありがとうございます。

    出張おつかれさまです(^^) 300kmでは東京ではないですね(笑)

    >映画の評価にしろ、音楽の評価にしろ、みんなが「良い!」っていうのは逆にきもちわりゅいですね。

    たしかに、きもちわりゅいです。ただ、否定的なレビューがあまりに多かったので驚きました。
    そういう人ほど、書き込みたくなるんでしょうか(笑)

    >わかりやすく書くと、あ~ちゃんの悪口を言うやつは沢山いますが、そんな人たちの言うことを気にしてはいけません。ということです。

    「好きの反対は無関心」という、あ~ちゃんの言葉を思い出しました。
    嫌い嫌いも好きな内、可愛さあまって憎さ百倍?(笑)

    あ、この映画、もし実写でやるなら主人公の海はあ~ちゃんがいいかなと思いました。
    俊はのっちで(笑)

  9. かほリン | URL | -

    観ましたよ~。

    これもやはりレディースデイでした(爆)すみません貧乏なので^^;

    いや~皆様ほど感涙できなかったですけど^^;なかなかの良品だったと思います。
    個人的には話の流れにもう少し抑揚が欲しいとも思いましたが、思ったより入り込めました。
    なにせゲドがあれでしたから…吾朗さんはファンタジーものより、こういう人間そのものを主体にした作品のほうが向いている気がします。
    最近のジブリ作品の主路線の一つなのは確かですが、やはり〈ジブリはファンタジーや冒険もの〉という認識がまだまだ一般的だと思うので、そういう先入観で観てしまう人が多いんでしょうね。
    “継続は力なり”っつーか、この路線での良品を続けていればいいんじゃないかな、と思います。

    個人的にはカルチェラタンの中の雰囲気が好きでした。
    私の通った高校は旧制中学からの校舎(今はもうないです)で、カルチェラタンほどではないですが文芸部や演劇部の入った古い講堂でのドタバタは今も良い思い出です。その頃の“匂い”が感じられて嬉しかったですね。

    ただ、どうしても気になったのが主人公海ちゃんの声を演じた長澤まさみさん。
    声質は良いと思ったんですけど、う~~~ん…もっとこう、…って思いながら観てしまうところがあったので。
    他の俳優さん達はさほど気にならなかったかな。俳優さんでも上手くてキャラに合っていれば私的にはOKなんですけど。

    あと手嶋さんは相変わらず良かったですね。ゲドで唯一の収穫だったのが彼女の歌でしたが、今回も年齢不詳的な歌声でした(笑)

    長々と勝手気ままに書きました^^;失礼しました。

  10. ロボトリア | URL | -

    >かほリンさん

    コメントありがとうございます。

    レディースデイ羨ましいっす(≧ω≦) 毎週あるんですよね。女装しようかな(笑)

    >吾朗さんはファンタジーものより、こういう人間そのものを主体にした作品のほうが向いている気がします。

    同感ですね。硬派な印象を受けます。ドキュメンタリーとか意外といいかもしれませんね。

    >“継続は力なり”っつーか、この路線での良品を続けていればいいんじゃないかな、と思います。

    そうですね。試行錯誤を繰り返すのを長い目で見守ってあげるのも大事ですね(結構な上から)

    >個人的にはカルチェラタンの中の雰囲気が好きでした。
    >私の通った高校は旧制中学からの校舎(今はもうないです)で、カルチェラタンほどではないですが文芸部や>演劇部の入った古い講堂でのドタバタは今も良い思い出です。

    あの魔窟のような面白さはジブリ映画ならではですね。いかにもありそうな感じで夢があります(^^)
    素敵な思い出ですね。古い建物ほど味わい深い思い出になりますよね。

    >ただ、どうしても気になったのが主人公海ちゃんの声を演じた長澤まさみさん。

    香川照之さんなどは誰だかわからないほどお上手でしたね。
    顔の知れた俳優さんを使うのは賛否ありますが、あえて挑戦してるのではと解釈しています。
    何かいい化学反応を期待しているのではないでしょうか。
    ボク個人としては、あのたどたどしい感じも悪くないなと思いました。

    手嶋さん、ゲドに続いての起用ですからねー。
    無名の音楽家を起用する事もジブリでよくありますが、手嶋さんは大当たりでしたね。
    まだまだお若いんですよね?

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