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あいたくて…

2011年02月22日 20:33

先日、仕事関係の用事で鎌倉まで出かけた時の話です。
一人でクルマで行きました。
滞りなく用事を済ませ、思ったより時間が早かったので、
近くの神社を散策していました。
するとどこからか若い女性の声で、クルマのナンバーを叫ぶ声が聴こえてきました。
よくよく聴いてみると自分のクルマのナンバーです。
邪魔にならない場所に停めたつもりでしたが、どうやら動かしてほしいみたいでした。
あわてて返事をし、謝りながら急いでクルマを移動させました。
どうやら写真を撮るのにクルマが邪魔だったようです。
首から一眼レフのカメラを下げたその女性はまだ高校生で、
わけゆか時代のかしゆかにどことなく似ていました。
髪はセミロングくらいでしょうか。
ものおじせず、おじさんにクルマをどかせる快活さに少し驚きました。
気安い感じだったので少し話しを聞くと、
写真部の課題で「春の気配」をテーマにアングルを探しているとの事。
膨らみかけた梅の花のつぼみにカメラを向ける彼女を、
いささか類型的に過ぎるなぁ、などと思いながらぼんやり眺めていたら、
「いつまでいるんですか」と、切れ気味。
そそくさと退散しました(;^_^

海沿いの国道に出ると、案の定大渋滞。
ピクリとも動きません。
陽も傾きかけうんざりしていると、
コツコツと窓を叩く音。
見ると先ほどの女子高生が自転車で追いついてきました。

「いやー、まいったよ。渋滞に巻き込まれちゃって」

「ここ、この時間いつも混むのよ」

「どこか抜け道知らない?」

「うーん、そうね~。Uターンできる?」

「Uターンねえ、やってみるか」

自転車で走る彼女の後をついて行きます。

立ちコギで髪を風になびかせ、グイグイと坂を登って行く彼女。

やがて細い路地に。

ほんとに抜け道なのかと不安が心をよぎったその時、おまわりさん登場。
「ここ一通だよ!」
やっぱり!

「一通だって」
あっけらかんと彼女は言いました。

もう辺りはすっかり日が暮れていました。
抜け道は見つからなかったものの、
けっこうな時間を案内に費やしてくれた彼女に申し訳ないので、
お礼に晩飯をおごる事にしました。
よく家族と行くそば屋があるというので、そこでざるそばを注文。

「おいしいでしょ。ここけっこう有名なのよ」

「ああ、そうなんだ。おいしいね」

それから、たわいもない世間話や、仕事の愚痴なんかもしゃべったでしょうか。
彼女は最初の印象とは違い、所作がとても上品で育ちの良さを感じました。
食べ終わると「ごちそうさまでした」と、丁寧にお辞儀をしてくれました。

身分を明かす意味で会社の名刺を渡しました。
「今度、東京に来る事があったら連絡してよ。おいしいそば屋知ってるから」
と言いました。もちろん社交辞令です。


それから数日後。

いつも通り会社で仕事をしていると、受付から呼び出され、来客との事。
聞き覚えのない名前に戸惑いつつ1階のロビーに降りてみて驚きました。

そこには先日の彼女が微笑みを浮かべながら立っているではありませんか!


………



はい! 
薄々お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、これはフィクションです(^^)



元ネタはこちらの映画です。かしゆかでなくてすいませんw

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『早春物語』
主演:原田知世・林隆三 監督:澤井信一郎 原作:赤川次郎

1985年の角川映画です。
『時をかける少女』『愛情物語』『天国にいちばん近い島』に続く原田知世主演の4作目。
ファンタジックな前作までの作風から、一気にリアルな女子高校生を演じ、
中年男性と恋に落ちるという背伸びした大人の世界に体当たりで挑みました。
やがて男性の意外な過去に気付き、憎しみと恋心との間に揺れ、
傷つきながら大人の女性になってゆく過程を描いた、甘酸っぱくも切ない物語です。

26年も前の映画ですので今観ると、服装や髪型、セリフまわしなど違和感がありますが、
人の心のざわめきや、恋心のときめきなどは普遍的なものです。

公開当時はそれまでの知世ちゃんのイメージをぶち壊す大胆な演出に賛否両論でしたが、
健気に生意気な女子高生を演じる知世ちゃんもボクは好きでしたね。

早春の鎌倉の海にまるで「春の粒子」が漂うような質感はフィルムの映画ならではのものです。
久石譲さんのサウンドトラックも秀逸です。



人生を折り返したオジサンでも、春の鎌倉に行けば、
   こんな素敵な出会いが待っているのでしょうか?(笑)








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コメント

  1. Perfume好きなJ-POP世代 | URL | .lrEKno.

    追いかけられたい( ̄▽ ̄)

    最初は実話かと思いましたが、追いかけるあたりからちょっと怪しいなぁと思っていました。Perfumeの三人の誰が追いかけ役に似合うかというと、やっぱり僕もかしゆかを選びます。あ~ちゃんとはなんとなく手を繋ぎながら確実に歩を刻みたいですし、のっちに走らせるとどこかで転んでやしないかと心配になります(笑)
    ゆかちゃんは結構インドアとアウトドアのイメージが同居しているもので、ふと綺麗な花に見とれていたら、ゆかちゃんがとなりでカメラを構えていそうな、そういう気持ちになります。

  2. JOH-T | URL | eT.d39bM

    知世ちゃん

    お好きですか?
    ですよね。

    最初、あれロボトリアさん車で仕事に行くこともあるんだ、って本気で思っちゃいましたよ(^^)
    ちょうど今頃の季節、鎌倉じゃ梅が咲き始めていますし。

    見事なツカミでした。

    それにしても、もう26年にもなるんですね。。。(遠い目)

  3. ロボトリア | URL | -

    > Perfume好きなJ-POP世代さん

    コメントありがとうございます。

    かしゆかが3人にの中でいちばんリアリティがあるんですよね。
    だからいろんな妄想しちゃう人が多いのかなって思います(笑)

    >ふと綺麗な花に見とれていたら、ゆかちゃんがとなりでカメラを構えていそうな、そういう気持ちになります。

    Perfume好きなJ-POP世代さんはやっぱりロマンチストですね~。
    ゆかちゃんは知的な雰囲気も兼ね備えていて素敵ですよね。

  4. ロボトリア | URL | -

    > JOH-Tさん

    コメントありがとうございます。

    あれ?ご存知なかったですか。当ブログは別名、原田知世ファンブログと呼ばれているんですよ(笑)
    よろしければカテゴリー原田知世をご覧ください。キモさ炸裂の記事がそこにはあります(笑)

    >見事なツカミでした。

    本気にしてくれてありがとうございます(^^)
    ただ、書きながら妄想したかったんです(笑)

  5. runrun1006 | URL | v8QjPvAY

    最初

    完全に騙されてました(笑)
    ロボッチさん、仕事で車乗って外出するような仕事だっけ??とは思いつつ、何故鎌倉なんだと思いつつ、何故そんなにドラマチックなんだと思いつつ、ロボッチさん、なんだか女性の扱いに慣れてる?実はプレイボーイかなぁと思いつつ、そば食べちゃうの?と思いつつ、名刺渡しちゃうの?と思いつつ・・・、これはなんだかおかしいぞΣ( ̄ロ ̄lll)と思いつつ、会社に来ちゃうの?と思いつつ、あぁやっぱり・・・、ちょっと安心と思いました(笑)
    そしてやっぱり知世ちゃんかぁと思いつつ・・・(しつこい)

  6. ロボトリア | URL | -

    > runrun1006さん

    コメントありがとうございます。

    うわーい! 騙されてくれましたね。そう、実はプレイボーイなんですよ。
    女性の扱いなんて馴れたもんですよ。フフフ。
    ・・・うそ。こんなシチュエーションになったら単なる挙動不審のオッサンでしょうね(笑)
    そば食いてーなチキショーめ(笑)

  7. RM-2 | URL | EIARM17s

    情景が目に浮かびました。

    あまりの書き出しの筆致の自然さに、読み進めながら・・
    「うわ~、ロボ様ロマンチック。 なんかまるで映画のシチュエーションみたい」などと感心してたら、
    映画かいっ! みたいな、ちょっとガッカシ&ちょっと安心といった感じです。
    私は当時、大林監督の映画「時をかける少女」を見て即ファンになりましたね。
    ボーカリストととしても独特な良い味わいを醸し出す人です。
    (こういう力まずにふわっと歌う歌唱法の女性Vo.大好きです)  
    アルバム「eyja」の中のvoiceという曲なんか絶品です。 

  8. きなこ | URL | -

    ふふふふふふふっふ~~~

    私もそろろそロボさんが分かってきたようです!(ちょっとだけ)
    夕飯をご馳走・・あたりでどーも怪しいなと(笑)

    でもちゃりんこで窓をコツコツまでは信じてしまいましたー
    やられたー!

    相変わらず素敵な文才ですね♪
    短編集出せばいいのに~(ここで^^!)

  9. ロボトリア | URL | -

    > RM-2さん

    コメントありがとうございます。

    途中まで信じていただきありがとうございます。
    ボクも書き終わって、ちょっとガッカシ&ちょっと安心でした(笑)

    >私は当時、大林監督の映画「時をかける少女」を見て即ファンになりましたね。

    知世版「時かけ」はボクの中で邦画の金字塔です(^^)
    あの映画を観ればみんなファンになっちゃいますよね。
    「eyja」もいいアルバムですよね。昔も今もいいってスゴいです。

  10. ロボトリア | URL | -

    > きなこさん

    コメントありがとうございます。

    きなこさんも途中まで信じちゃいましたね(^^) 騙してゴミンナサイ。

    女子高生とそばは食べませんよね~。あり得ないっす(笑)
    書き終わって思い出したんですが、映画では女の子は20歳と偽って接していましたね。
    それでもあり得ませんが・・・(;^_^

  11. PPPHIVE | URL | -

    あれ?

    小林聡美ちゃんのファンだったんじゃ…なんてね(^^)

    僕も車、鎌倉、などのキーワードで「ん?」とか思ってましたが
    ロボさんの仕事でもこんな事あるのかもねと納得してました。でも
    >お礼に晩飯をおごる事にしました。
    この辺でおかしいぞ~!!!と警戒警報がMAXに(笑)

    まあまんまとやられましたね、途中までは(爆)

    ロボトリアのPLAYBOYシリーズ…
    これもシリーズ化するんですか?(笑)

  12. ロボトリア | URL | -

    > PPPHIVEさん

    コメントありがとうございます。

    >>お礼に晩飯をおごる事にしました。
    この辺でおかしいぞ~!!!と警戒警報がMAXに(笑)

    そこまででも信じてもらえれば大成功ですよ(^^)
    そんなこと現実にあったらと考えるだけでドキドキしてしまいます(笑)

    PLAYBOYシリーズ…いいですね~。妄想の中だけでもそうありたいものです。

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