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さりげない名盤 かしぶち哲郎『リラのホテル』

2010年05月06日 21:02

リラのホテル
長かった冬がようやくおわり、
いっきに初夏のような陽気になってしまいました。
何を着ていいのかわかりません( ´△`)

今日紹介するアルバムは、
あたたかい春のような、やさしい気分になれる、
珠玉の名盤です。

かしぶち哲郎 『リラのホテル』(1983年)
リラ裏ジャケムーンライダーズのドラマー、かしぶち哲郎が83年に発表した、
初のソロアルバムです。かしぶち哲郎ムーンライダーズのなかでも、というか、
日本のロック、ポップス界のなかでも、異色のメロディメーカーであり、
昔のヨーロッパの映画音楽のような、あるいは
なつかしい童謡のような作曲センスは他に似た人がいません。

前に紹介したムーンライダーズの『DON'T TRUST OVER THIRTY』の時は、
体調不良のため、参加が限定的だったのですが、ムーンライダーズの音楽の
独自性を表現する上で、かかせない人物です。前の記事はコチラ

ムーンライダーズ以外の仕事としては、
石川セリや故岡田有希子のプロデュースや作編曲などで知られています。
映画『釣りバカ日誌』の音楽監督もされていました。

このアルバムはフューチャーリング矢野顕子となっていて、
いくつかの曲はデュエットとなっています。(上の画像はレコード盤の裏ジャケットです)

かしぶちひまわり
この『リラのホテル』は個人的に非常に思い出深いアルバムで、大学時代に
音楽の趣味が合いそうな女の子に貸したところ、とても気に入ってもらえ、
「すごく良かった、全曲良かった。」といってもらえました。
彼女はこれをきっかけにムーンライダーズにもどっぷりはまっていきました。
そしてその彼女が今のボクの妻です(^^)ドウデモイイデスネ。
(左のインナースリーブのひまわりのイラストはかしぶち哲郎本人によるものです)


タイトル曲の「リラのホテル」は、もともとあがた森魚の『日本少年』のなかに
入っていた、かしぶち哲郎の曲です。原曲もすばらしいですが、こちらの方は
坂本龍一のストリングスアレンジによって、神々しいまでに儚くも美しい曲に仕上がっています。

「屋根裏の二匹のねずみ」という矢野顕子とのデュエット曲があります。
都会の片隅でつつましく懸命に生きる若い男女を、二匹のねずみにたとえたファンタジックな曲ですが、
その映画のようなリアルな情景描写は涙を禁じ得ません。

他の曲も決して派手ではありませんが、一曲一曲の存在感が味わい深く退屈しません。

現在入手困難なようですが、機会があれば購入をおすすめします。

You Tubeに1曲だけ、このアルバムの中の曲が上がっていました。




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コメント

  1. チョービギナー | URL | -

    かしぶち君が好き、って言ってくれる女性。何てロマンティック!

    すいません。ライダース魂に火がついてしまった「フジオさん」(笑)は今頃になって、
    ここに辿り着きました。
    いいなあ、いいなあ! だって「リラのホテル」をとっても気に入ってくれた女性がいらして、その方が
    今の奥様なんでしょう? 素晴らしいじゃないですか。何てロマンティック!!! アルバムの世界がそのまま
    実世界に起きていらっしゃったんですよね。いいなあ!!(笑)

    「リラのホテル」は当時、教授のサウンドストリートで紹介され、むむ、これはただごとではない、
    教授やター坊、トノバン達とのヨーロピアン指向とも少し違う独特なものを感じた私は、アルバムを即、購入。
    そしてその年の秋に渋谷公会堂で行われたかしぶち君のコンサートに当日券で何とか潜り込むことが
    出来、幸運にもライブを目にする事が出来たのでした。
    セットがいきなり1930~40年代のフランス映画に出てくる裏町のよう。ステージの下手にはバルコニーが
    作られていて、コンサートの冒頭、そのバルコニーに語りかけるようにかしぶち君が歌うと、その中から
    ロングスカートとキレイなスカーフをあしらったアッコちゃんが歌いながら出てきてそこから二人の
    デュエットが始まる!というまるでミュージカルを観ているかのような展開に唖然。
    うわー、ルネ・クレマンだ、ジャック・ドゥミーだ....、まるでフランス映画サウンドトラック大会
    のようなゴージャスな構成にただただ圧倒されるだけ。
    あんなテイストのコンサートは空前絶後だったと思います。
    かしぶち君の朴訥とした声とアッコちゃんのつややかな歌声の融合は、私の予想をはるかに超えた
    素晴らしいものでした。コンサートがハネたあと、あー、このまま家に一人で帰るのがもったいない、
    心底、そう思ったコンサートでした。

  2. ロボトリア | URL | -

    >チョービギナーさん

    コメントありがとうございます。

    > 「リラのホテル」をとっても気に入ってくれた女性がいらして、その方が今の奥様なんでしょう?

    はい(´⊆`*)ゞ これをきっかけに妻はライダーズにハマりだし、ファンクラブにまで入るほどになりました。
    いまだにボクたちは、「屋根裏の二匹のねずみ」のまま世の中の底辺をかけずり回っております。

    >渋谷公会堂で行われたかしぶち君のコンサートに当日券で何とか潜り込むことが出来、

    おお、この時単独ライブが行われたとは知りませんでした。
    ボクは『彼女の時』が発売された頃のホテルセンチュリーハイアットで行われた小規模の
    かしぶち君のリサイタル?を見に行ったことがあります。

    いまちょうど妻が昔撮りだめていたいろんなテレビ番組等を整理していまして、
    その中のNHK「ムーンライダーズ特番」(NHKでは何度かこういう企画がありました)でかしぶち君の
    「リラのホテル」について触れていて、矢野顕子さんが雑誌でこのように述べていたと紹介されました。
    「かしぶち君がソロアルバムを作るときには、お茶汲みでも何でもいいので参加させてほしい!ってずっと言ってたんです」

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