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聞け万国の音楽家。「黒船」来航。

2010年04月27日 00:25

黒船の絵
福山雅治演じる坂本龍馬。
「黒船じゃ~!黒船じゃ~~!!」

『龍馬伝』おもしろいですね。毎週観てます。
NHK大河ドラマを初回からきちんと見始めたのは初めてです。

黒船来航に大きな衝撃を受けた坂本龍馬は、自分が何をなすべきか、
本気で向き合うこととなりました。今後の展開から目が離せんぜよ。

というわけで、

1974年日本のロックシーンにも、とてつもない「黒船」が登場しました。
ミカバンド6人

サディスティック・ミカ・バンド『黒船』。

当時のメンバーは
加藤和彦・ミカ・高橋幸宏・小原礼・今井裕・高中正義。
(左の画像クリックすると大きくなります。幸宏さんおひげがありません。)


HISTORY
1stアルバム『サディスティック・ミカ・バンド』を1973年に発表。 第2弾アルバムの制作にとりかかっていた頃、ビートルズやピンク・フロイドを手がけたイギリスの名プロデューサー、クリス・トーマスから
「ぜひ、プロデュースしたい」とのオファーを受け、彼を起用した2ndアルバムが「黒船」。
海外でも発売されたこのアルバムは、現在でも再版されており、名盤と呼ばれている。 1975年サードアルバム「ホット!メニュー」を発表。この年、ロキシーミュージックのオープニング・アクトをつとめイギリスツアーを成功させる。 同年11月にサディスティック・ミカ・バンド解散。

(以上公式サイトから要約)


「黒船」をテーマにロックアルバムをつくるという発想がすごいと思うのですが、
誰のアイデアなのでしょう?
安易なオリエンタリズムと批判した人もいたようですが、
出来たアルバムはすごかった。

理屈ヌキに凄かった。

とくにA面の冒頭「墨絵の国へ」から最後「黒船」までの、アルバムイメージの統一感、
映画のようなドラマティックな緊張感が半端ないです。

1曲づつ追ってみましょう。

1. 墨絵の国へ
非常に静かにこのアルバムは始まります。
加藤和彦のゆったりとしたボーカルに、高橋幸宏のつぶやきのような語りが追いかけます。
底知れぬ大きなものがゆっくりと、まだ見ぬ世界へ向かってやってきます。

2. 何かが海をやってくる
沿岸もなにやらざわついてきました。確実になにかが近づいてきます。
高中正義のギターがジワジワと、激しさを増していきます。
後半にかけてかなりのテンションに到達しますが、まだMAXではありません。

3. タイムマシンにおねがい
ここで一気に演奏が爆発します。
ミカのまさにサディスティックで暴力的なボーカルがはじけます。
雰囲気が一変。ハレの世界に。ゴージャスな演奏も聴き所です。

4. 黒船(嘉永六年六月二日)
黒船キターーー! 
再び緊迫感あふれる演奏に。鋭利な刃物のような高中のギター。

5. 黒船(嘉永六年六月三日)
ファンキーなリズムと小原礼の叫びによって、
江戸時代の人々の右往左往あわてふためく様が浮かびます。

6. 黒船(嘉永六年六月四日)
黒船来航。その巨大で威圧的な姿があらわになります。人々は茫然自失。
やがて抗しきれない、ケタ違いの迫力に、畏敬の念さえ抱かせる。
高中の叙情的なギターソロが果てもなく、登りつめ、感極まります。
アルバム『黒船』のクライマックス。
この曲で何人の人がエアギターをしながら聴いたことでしょう。

7. よろしく どうぞ
ちんどんや風、出囃子。

8. どんたく
7を受けて始まるお祭りソング。またも小原礼、「お祭り騒ぎ!!」と叫びます。

9. 四季頌歌
しっとりと叙情的な短歌のような歌詞を加藤和彦が歌い上げます。
間奏の高中のギターが重厚に盛り上げます。

10. 塀までひとっとび
これでもか!とたたみかける、ぶっとび曲。プレイヤーの底力を感じさせる。
ライブでの盛り上がりは尋常ではない。

11. 颱風歌
まさに台風の勢いを曲にするとこうなるという、計り知れぬパワーで迫ります。
ねちっこい重量級サウンド。高中ギター炸裂!

12. さようなら
一転、静寂な雰囲気につつまれます。
ほとんどアカペラの加藤のはかなげなボーカル。
いい知れぬ余韻を残し、アルバムは終わります。


どこまで伝わったかわかりませんが、重厚感の中にも遊び心が加わり、
余裕さえ感じます。
もの凄い高次元なことを、涼しい顔して、遊び感覚でさらりとやってのける。
これがサディスティック・ミカ・バンドの真骨頂ではないでしょうか。

日本ロック史に残る名盤、若い人にぜひ聴いてほしいと思います。


最後に言わせてください。



加藤和彦さん、あなたは偉大だった!


黒船
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サディスティック・ミカ・バンド
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5 加藤和彦さんのご冥福をお祈りいたします
5 ありがとう!トノバン
5 世界基準
5 カッコいい
5 物凄い才能が詰めこまれたアルバム。



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コメント

  1. ngo900jp | URL | Zzi9DAjw

    和風でいてファンキー

    これは日本ロックの歴史の中でも屈指の名アルバムですね。タイムマシンにお願いや塀までひとっとびも非常にいいですが、ベストを挙げるとするなら、どんたくが何と言っても好きです。

  2. ロボトリア | URL | -

    Re: 和風でいてファンキー

    > これは日本ロックの歴史の中でも屈指の名アルバムですね。

    ふざけているようで、締める所はビシッと締まっているところが、カッコよいところですね。
    次作の『HOT! MENU』もいいアルバムでした。

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