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「工場萌え」と音楽

2010年09月27日 20:22

工場萌え
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工場の巨大なプラント、縦横無尽に走る配管、明滅するライトなどを見て、ワクワクする人、興奮する人、
陶然とする人、そんな工場に魅せられるいわゆる「工場萌え」という現象。
数年前から度々マスコミでも話題になり、工業地帯を巡るツアーなども盛況だといいます。

ボクは実際に見に行く程ではありませんが、この「工場に萌える」という感覚はよくわかります。
むき出しの機能美や、圧倒的な威圧感、美しいイルミネーションなど、惹かれる理由はいろいろあると
思いますが、「好きなものは好き」という感覚が大きいですね。

ボクが「工場ってカッコイイ!」とあらためて自覚したのは、このジャケットを見た時です。
ビートニクス出口
THE BEATNIKS『EXITENTIALISM ~出口主義』(1981年)

川崎の京浜工業地帯にある東亜石油のこのプラントは、「工場萌え」の人たちに、
今でも人気のスポットです。何とも絶妙なフォルムです。


同じ工場でこんなジャケットもあります。
ヤプーズ計画
ヤプーズ『ヤプーズ計画』(1987年)

戸川純ちゃんのニューウェーブ、テクノバンドです。(^^)
このジャケットもカッコイイです。


他にも1982年リリースのムーンライダーズ『マニア・マニエラ』というアルバムはジャケットに
工場の写真こそ使われてませんが、曲目を見ると「工場と微笑」「滑車と振子」
「温和な労働者と便利な発電所」等インダストリアルな雰囲気が濃厚です。
音楽的にも当時は前衛的に過ぎるという理由で、完成したにも関わらず発売未定となったほどでした。

MANIA MANIERA
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このようにテクノと工場というのは、特に80年代において非常に親和性が高いものでした。
電子的なピコピコ音に始まって、無機質な快楽に飽き足らず、音楽の過激性を追求していくと、
工場のような「リアルでどこか謎めいた質感の奥深さ」に行き着くのでしょうか。

YMOの『BGM』、特に『テクノデリック』のサウンド面でも「工場」は強く意識されています。

1981年のYMO WINTER LIVEのオープニングでも上述の工場の映像が使われています。
WINTER LIVEの舞台アート・ディレクション、ビートニクスのジャケ共に奥村靫正氏によるものです。



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コメント

  1. ororon | URL | VV.rCrK2

    工場萌え

    こんばんは

    工場萌えのDVD 実は持っています
    名古屋港で工場を見ながら夜釣りをすると
    釣れなくてもいい気分になれます

  2. ロボトリア | URL | -

    >ororonさん

    コメントありがとうございます。

    ororonさんも名古屋のかたですか。何故か多いんですよ。
    夜の工場はきれいですよね。クリスマスツリーのようです。

  3. チョービギナー | URL | -

    私も工場萌え、というよりはビートニクス萌えでありまして。

    以前にも書かさせていただいたのですが、この出口主義のジャケットのコンビナートのところは
    (川崎の東扇島)都合6回位行ってます。最初は首都高から見えるその景色だけを追っかけて闇雲に
    車を走らせていたのですが、何とか道順も憶えられるようになり、今の私も妻も迷惑なデートコース
    として幾度か強制的につき合わさせていました。
    出掛けていったのは工場が操業をしてない日曜。そして当然夕暮れを狙って乗り込む。
    まさにあのジャケット通りになる時間から夜景がきれいに見えだす時間くらいまでというのは、
    例えようもなく美しかったですねえ。
    写真とかも一体どれだけ撮ってたことか。

    期せずして今回同じ場所で撮られたジャケットが紹介されてますが、いかに奥村さんのアートワークが
    揺るぎない完璧なモノであったかが、大変よく判る対比となってるような気がします。あの場所で何枚も
    写真を撮ってみてわかったのですが、写真の構図、トリミング。どれをとってもパーフェクトなのですよ。
    あの「出口主義」は。

  4. ロボトリア | URL | -

    >チョービギナーさん

    コメントありがとうございます。

    6回ですか!そりゃまたスゴい。工場でデート、いい感じです(*^^*)

    >いかに奥村さんのアートワークが揺るぎない完璧なモノであったか

    そうですね~。工場のぼけ具合といい、ほの暗い夕闇にキャンバスを背負って佇む二人の感じといい、
    パーフェクトです。全体の青いトーンもいいですね。音の雰囲気とぴったりなんです。

  5. ngo900jp | URL | Zzi9DAjw

    80年代チック

    隣接分野としてアインシュツルツェンデ・ノイバウテンなどのインダストリアルというジャンルもありましたね。

    あと工場地帯というと、ガールズ・バンドZELDAの「開発地区はいつでも夕暮れ」という曲を思い出します。いかん、結局80年代になっていまいます。

  6. ロボトリア | URL | -

    >ngo900jpさん

    コメントありがとうございます。

    インダストリアルというジャンルありましたね。ノイズミュージックが生まれたのもこの頃でしょうか。
    80年代は表面的にはきらびやかな音楽でいっぱいでしたが、一方で過激さもとことん追求した時代でしたね。

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