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「Yellow Magic Orchestra×SUKITA」を読み終えて

2010年08月21日 21:53

Yellow Magic Orchestra×SUKITA
Yellow Magic Orchestra+鋤田正義
エフエム東京
売り上げランキング: 13298

前回紹介したYMOの写真集「Yellow Magic Orchestra×SUKITA」を全て見ました。
問題作といわれる今回の写真集ですが、
見終えた後はYMOに夢中になってた10代の頃を思い出し、胸がいっぱいになりました。

この本は、ひとつひとつの作品を鑑賞する「写真集」ではないですね。
YMOという奇跡の現象を2010年の今、
再び垣間見せてくれる「ツアー」へ招待してくれる切符のようなもの、だと思います。

体裁についての良し悪しは、それぞれの価値観でご判断ください。

少し中身を紹介しちゃいます。
YMOS01.jpg
YMOS02.jpg
YMOS04.jpg
YMOS05.jpg
YMOS06.jpg


明日22日、渋谷HMVが閉店するというCD不況を象徴する出来事があります。
CDが売れない原因のひとつとして「配信」が挙げられますが、本当にそうでしょうか?

「音楽配信」=「CDに取って代わるもの」ではないと思います。
配信には配信の利便性や可能性があるのだと思っています。

根本的な要因として、「CDを買うに足る面白い音楽が少ないから」
ということに尽きるのではないでしょうか。

価値観が多様化し、使えるお金も分散した現在、ちょっとやそっとの音楽では見向きもされない。
そんな厳しい時代でもあると思います。

だからこそ、既存の価値観を根底からひっくり返す程のアイディアと勢いを持った、
「ニュータイプ」の登場が待ち望まれますが、今の音楽業界の現状はどうでしょうか?

「そこそこの人たち」オンパレードではないですか?

これは、本当にそういった面白い人たちがいないのか。
あるいは音楽業界に面白い人たちを、掬い取る目利きがいないのか。
あるいは面白い人たちが育つ土壌自体、もうないのか・・・


と、いうような事を、
この「Yellow Magic Orchestra×SUKITA」読了後、しみじみと思い巡らせたのでした。



最後にこの本に寄せた、川添象郎氏(当時のYMOのエグゼグティブ・プロデューサー)の
メッセージの一部を紹介したいと思います。

(日本でYMOを売り込む手段が見つからず、半ばヤケクソで海外のレコード会社と契約し、
欧米で成功を収めれば日本のマーケットが受け入れてくれるのでは、という手法を振り返って)


「現代のレコード・ビジネスのちまちました「費用対効果」などという訳の分からない価値観で
音楽エンタテインメントを作っているような、偽善的・モラリスティックな経営に閉じ込められて
いる人たちにはとても理解が出来得ないことでしょう。」




YMOS08.jpg




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コメント

  1. ngo900jp | URL | Zzi9DAjw

    YMOの今

    記事の本題とずれて申し訳ありませんが、ロボトリアさんはWORLD HAPPINESS 2010には行かれましたか? YMO、ムーンライダーズ、プラスチックス、pupaといったロボトリアさん好みのところから(私もですが)、私としてはスカパラ、Cocco、デリコ、サカナクションも気になるところです。また尊師RHYMESTERも。

    まあ私は前の週にGPFで東京遠征したばかりですので、無理でしたが。

  2. ロボトリア | URL | -

    >ngo900jpさん

    コメントありがとうございます。

    ワールド・ハピネスは行きたかったのですが、都合がつかず見送ってしまいました。
    参戦された方のレポを見ると、スカパラによる「ABSOLUTE EGO DANCE」など見所も多かったようなので、
    来年ももし、YMOが出るなら見に行きたいと思っています。出来たら10月くらいにやってもらえると
    嬉しいですね。8月に1日中屋外はちょっとキツいので。

  3. チョービギナー | URL | -

    4カット目のロンドンでのユキヒロがツボな私(笑)。

    >YMOという奇跡の現象を2010年の今、
     再び垣間見せてくれる「ツアー」へ招待してくれる切符のようなもの。

    そうなんです。実際7月の末この本が届き、8月8日の「ワーハピ」詣をした私には膝を打つ思いであります。
    つまるところ、一つの作品を前にしてどれだけ愉しみを見つけられるかは、その人次第なのですから。
    これってYMOのそっけない位のドライさ、から自然と身についてしまった習性なんでしょうか(笑)。

    きのうの夜、私もようやく渋谷のタワレコ、HMV両店のPerfumeパネル展、行ってきました。
    驚いたのはタワレコの1Fのエントランス部分に人が3~4人しかいないこと! Perfumeパネル展、
    私一人占め状態だったこと。他のフロアは?と思い行ってみても、レジの人ヒマそうにしてる。
    こんなタワレコ、初めてかも。あれれ?と思いHMVの近くまで行ってみると...
    スゴイ、1Fエントランスは
    人だらけ!!ワゴンに並んでる70%OFFのCD、DVDに群がる人達。そっかみんなタワレコ行かないで
    こっち来てる訳だ。と思い上のフロアへ上がってみると....。あれ?プロパー商品の棚が
    既に閉店準備の為か、スッカスカになってる。渋谷店最後に一枚でもとか思ってたけど、拍子抜け。
    でもこれが今の現実なんだな。と改めて思い知らされました。1Fのワゴン棚にあるのはじっくり
    見るまでもないジャンクのCD、本物のいいヤツを物色...と上がってみたら棚の商品は既に下げられてる。
    値段の安さでワゴンに群がる子たち。マニアはもう店に行かず、ネットでソフトを買い込んでるんだ...。
    何だかその図式があからさまに展開してる光景を目の当たりにして、モーレツに寂しい思いがしました。

    >根本的な要因として、「CDを買うに足る面白い音楽が少ないから」、
     ということに尽きるのではないでしょうか。

    あのワゴンに群がる子たちを眺めていて、この子達は本当に切実に音楽が聴きたい! と思って
    レコ屋に来たことはあるのかな、人生観をひっくり返されるようなアルバムとかに出会ったことは
    あるのかな...と、フト考えてしまいました。私のような年代の人間にとってそういう出会いの場は
    すなわちレコ屋でした。直接ジャケットを手にとり、中身を想像しながらああだこうだしてる、
    そんなしょうもない時間が私の至福の時でした。きのうの晩のHMVはあまりにも寂しい風景でした。

    でもそんなHMVにもいい商品がありました。pupaのライブDVD「floating 6 pupas」です。
    この前のワーハピでのユキヒロさんの活き活きとしたパフォーマンスを見ていたので、
    買っちゃいました。ここ何年かのアクティブなユキヒロの源泉は、このpupaなんだ、と感じさせる
    充実ぶりです。ユキヒロ&高野君の美しい師弟ハーモニー、高田漣クンのスティールの音色、
    そして存在感充分の知世ちゃん。実際生のステージを観ていて、彼女はマスコットというよりは
    バンドに欠かすことのできない、貴重なエッセンスになっていると強く感じました。
    エレクトニカ系? いやいや意外と骨太で、しっかりとしたバンドサウンドですね。

    すいません。調子に乗って長くなりすぎました。反省。

  4. FLATMOUNTAIN | URL | WCSj23LI

    また買いそびれました(笑)

    私も昨日渋谷詣でをして来ました。ただ夜9時ごろ着いたので、HMV、タワレコ、TSUTAYAと回ったら12時過ぎてました。久々に大型レコード店巡りが出来て楽しかったです。実物を手にとってPOPを読んだりする楽しみはダウンロードでは得られません。結局購入したのは、石野卓球「CRUISE」とエレワのシングルでした。
    写真集はロボトリアさんのお勧めの通り、尼損で買う事にします(笑)
    本記事最後に書いてある川添氏のコメントは、perfumeの事を思い起こさせますね。
    ブレイク前、「費用対効果」で言えば「うちらは経費削減の元じゃけー」と言ってた彼女達はとっくに切られていても不思議ではなかったはずです。それを使い続けた事務所はほんとに素晴らしいとしか言いようが無いです。今はお釣りが来る位原資は回収できたと思いますが。
    CDが売れなくなったのは作り手・売り手が悪いだけでは無く、聴く側にも問題があるように漠然と思います。以前何かのインタビューでヤスタカが「みんなもっと色々な音楽を聴いてほしい」「このままだと音楽業界がダメになる」と言ってました。大量宣伝された耳触りのいいもばかり聴いていては、なんか広がりが無さそうです。とくに今の若い子達は・・・
    どうも失礼しました。

  5. ロボトリア | URL | -

    >チョービギナーさん

    コメントありがとうございます。

    写真集の解釈について共感いただきありがとうございます。
    YMOファンほど、ひとりひとりのこだわりが強く、それぞれの審美眼を持つ人種はいないでしょう。
    そんな人たちを全員納得させるものを作るなど、とうてい不可能のように思います(笑)
    デザイナーの中島英樹さんという方はかなりの大物デザイナーですが、
    想像するに、そうとう悩んだ上である決断をされたのだと思います。

    >驚いたのはタワレコの1Fのエントランス部分に人が3~4人しかいないこと!

    Perfume界隈のブログを見ると、我も我もという雰囲気なので、
    ごったがえしていると思いましたが・・そうですね今は間もなく終了するHMVの方ですね。
    タワレコあと1週間くらい延長して欲しいですね(^^)

    >直接ジャケットを手にとり、中身を想像しながらああだこうだしてる、
    そんなしょうもない時間が私の至福の時でした。

    昔は簡単に視聴もできませんでしたね。お店の人にかけてもらったらもう
    買わないわけにはいかない雰囲気(笑)
    不自由で、飢餓感があった分、手にした喜びは大きいものでした。

    pupaは未だ購入には至っていませんが、近々必ず買うつもりです!(宣言)

  6. ロボトリア | URL | -

    >FLATMOUNTAINさん

    コメントありがとうございます。

    >本記事最後に書いてある川添氏のコメントは、perfumeの事を思い起こさせますね。

    本記事のかくされた意図を汲み取って頂きありがとうございます。
    ボクが記事内で、最後に「だからPerfumeはいいのだ」と結ぶとあまりに我田引水だと思ったので(;^_^A
    ただPerfume以外にも当然のごとく当てはまりますので。

    Perfumeが売れなくても存続できたのは確固とした勝算があったわけでは必ずしもないと思われます。
    この写真集のなかで細野さんは、自分が読み切れない様々な偶然の運が積み重なって、
    大きなムーブメントが生まれていく、それこそが面白いんだ、というような事を言っていました。

    貧すれば鈍す。不景気な世の中で一見必要のないものがそぎ落とされてゆくのは、
    必ずしも得策ではないなあ、と思うのでした。

    お金のある人はどんどん使ってくれ!!(笑)

    若い人の音楽に対する関わりですが、今はいろんな娯楽が満ちあふれ、ネット等による情報も膨大で、
    その中から「宝石」を見つけ出すのは、昔よりも困難かも知れません。
    若い人は通信に時間をとられ、また不景気でお金もあまりなさそうです。
    ちょっとかわいそうな気もします。

  7. チョービギナー | URL | -

    >ロボトリアさん

    さきほどは長々失礼しました。

    ええpupa、メッチャ良いんです。スタジオ盤ももともと愛聴盤でしたが、このライブ盤は良い‼
    まるでムーンライダースをなぞったような編成、かしゆか、あと20年経ってもこの知世ちゃんのように
    唄っててね、と思わせる位、キュートな知世ちゃん。今からではどんな席があるか判りませんが、
    ボクは東京国際フォーラムのpupaに参戦することに決めました!

  8. ロボトリア | URL | -

    >チョービギナーさん

    コメントありがとうございます。

    pupaそんなにいいですか(*^^*) 是非とも購入し期待して楽しみます。
    かしゆかと知世ちゃんは何か共通したイメージがありますね。
    両人とも植物的なイメージで・・・かしゆかは肉食ですが(笑)

  9. wakasa991 | URL | -

    CD売れないのは?

    追加レビューありがとうございます。観賞用ではない点十分理解できました。
    さてCD売れない理由、時代背景やハードの進歩(たいした進歩ではないですが)
    いろいろあると思います。本文中にも書かれていますが、売り手(経営側)がやっぱり効率を追い求めている以上、現状になると思います。目利きの問題もありますが、これらに押しつぶされる。
    面白いね!と言うグループは最近見ませんね。J-POPも少し極端ですが、みんな同じに聞こえるのは私だけではないと思います。顔を一切ださないグループの曲も1回聞いたらもういいなーと思います。今世界でも通用するグループはどれくらいいるんでしょうね?やっぱりマニアックな国営放送に期待したいですね。いろいろ
    紹介して欲しいです。
    最後にCDの音って結構いいんですがね。LPCMはいいですよ。
    CDを買って、ヘッドホンではなく、スピーカーで聞きましょう。(レコードはもっといいですが・・・)
    中身のない文章になってしまいました。

  10. ロボトリア | URL | -

    >wakasa991さん

    コメントありがとうございます。

    音楽は所詮好みですが、昔からつまらない音楽はごまんとありましたね。
    おじさんの感傷といわれるのは百も承知ですが、80年頃は面白い音楽がたくさんありました。
    ここで言う面白いというのは、創造的ということです。必ずしも質的には未熟でも、
    何がでてくるかわからないワクワク感があったと思うのです。
    そういう意味で今は、訳の分からないものに賭けてみるという気運が低いように思うのです。
    経済的に余裕のない状況では、どうしても過去の成功例と照らし合わせてしまうのでしょうか。

    今でも世界に通用しそうなアーティストは実は結構いると思うのですが、
    一部の音楽好きの間だけにとどまってしまう現状があると思います。
    これはけっこう根深い問題なので、ちょっとボクの思考能力を超えてきてます(;^_^A

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