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最近出たYMOの写真集を買って来た

2010年08月19日 22:49

世界が彼らを
Yellow Magic Orchestra×SUKITA
YMO本箱

先月7月に発売された、デヴィッド・ボウイやT.REXの写真でも有名な世界的なフォトグラファー、
鋤田正義氏による79年のYMOワールドツアーから、2009年ワールド・ハピネス公演までの、
歴史的な写真の数々を集め、また多くの関係者のメッセージも載せた写真集。

春先位からamazonから案内が来るなど、その存在を知っていましたが、
いよいよ出版されると、そのamazonのレビューの酷評ぶりに買うのをためらっていました。

書店で現物を確認してからと思ったのですが、段ボールにキッチリ収められており、
中を見ることはできません。

3300円と決して安くはないので、少し迷いましたが「YMO」「鋤田正義」このビッグネームを前に
この機会を逃したくはなかったので買ってしまいました。

箱から取り出すにはカッターでこのSolid State Survivorのお写真に刃を入れねばならないという、
なんともドSな装丁となっております。

箱カッター

本体です。
YMO本本体

中身の写真ですが、冒頭表2含め17ページのみ上質紙(かなり薄い)に通常のカラー印刷です。

後の400ページほどは、ペラッペラのザラ紙にカラー・モノクロ写真が交互に印刷されています。

出版社からのコメントでは(新聞のカラー広告の風合いに近いものです)とありますが、
最近の新聞のカラー面はかなりキレイになっているので、この表現は当てはまらないと思います。
新聞がカラー化した初期の頃の風合いに近いと思います。
製版の線数がかなり低いです(65線位か?通常のカラー印刷は175線です)。

要するにアミ点が肉眼でハッキリと認識できてしまうレベルです。

この点が大ブーイングの大きな要因かと思われます。
事実、うすらぼんやりとした印刷にはかなりストレスを感じますし、
異常に薄い紙も、親指と人差し指で、慎重につまみながらページをめくるという、
作業を強いられます。破けそうでちょっと恐いです。

もう一つの評判の悪い点としては「巻末に80ページの空白ページがある」ことです。
厚さにして4ミリ程です。
乱丁と勘違いする読者のためにご丁寧に「編集者とデザイナーの意図によるものです」という
注意書きの名刺サイズの紙が挟まっていました。


以上問題点を書き連ねましたが、
ではこの写真集、それほど最悪なものでしょうか?

個人的意見として、まだざっと見た段階です、とおことわりしますが、
言う程悪くはないと思います。

なんと言っても、見た事も無い素晴らしいカットが、紙の薄さも功を奏し、膨大に収まっています。
なじみのあるカットの違った角度からのアングルとか。
あんな写真や、こんな写真。ファンなら食いつくこと間違いありません。

当たり前ですが、まだまだみんな若く、何か決意を秘めた表情の数々が、
時代の息吹とともによみがえってきます。


ハッキリ言って、涙ものです。
出版されたこと自体、奇跡なのかもしれません。


だからこそ、だからこそ、もう少し精度の高い印刷で見たかったですね。
何かできない事情があったのでしょうか。確かにその点は残念です。


もうひとつの見所は関係者のメッセージですね。
まだ一部しか読んでませんが、デヴィッド・ボウイや、
ロキシー・ミュージック、ウルトラヴォックスのメンバーのメッセージには感激しました。
その他にもいちばん上の帯にも書かれている通り、そうそうたる人達が名を連ねています。

最後の空白の80ページは、全ての写真、メッセージの数々を読み終えた後、
もう一度その意味を考えたいと思います。



おおお、と思ったなかのひとつ。増殖の人形を並べとるよ…(◎_◎;)
YMO本増殖


Yellow Magic Orchestra×SUKITA
Yellow Magic Orchestra+鋤田正義
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コメント

  1. Buchousan(wakasa991) | URL | -

    買っちゃいましたか

    これ私も買おうかどうか迷ったあげく、買わないでいました。
    関係者からのメッセージは価値があるなーと思ったのですが・・・。
    なぜこれだけ余白があるのか?
    余白を自由に読者に使ってもらえるようにしたのかな。
    けどか紙質が悪ければそんなに使えないしなーとか
    YMOはまだまだ進化しますよ。の意味なのか?
    いろいろ思いはあります。
    アルファ商法とか言われてますけど
    もっておいて損はない作品のようですね。
    要再検討です。
    追加レビューもお願いしたいです。

  2. PPPHIVE | URL | -

    さすが「テクノの庭」を標榜するロボトリアさんだけあってあのAmaレビューにも
    敢然と立ち向かいゲットしましたか(笑)僕もずっと躊躇してる一人です。
    でも「増殖」の写真にドッキ~ン!!この間実家で再会してきたばかりだったんで(笑)
    この人形結構大きかったんですね。これこそカラーで見たかった…ですねえ。

    でも実際うpしてくれた写真を見ると、触手がウズウズとうごめき始めてます。
    酷評レビューの人達も後世その価値がわかるのかも…

  3. FLATMOUNTAIN | URL | WCSj23LI

    祝!ご購入

    お邪魔いたします。ついにご購入されましたね。
    過去記事でのロボトリアさんのご指摘通り、ワールドハピネス2010に参戦?して来ました。
    その際にも、物販スペースでこの写真集を見かけました。
    「欲しい!」と思ったのですが、既にPUPAのCDと鋤田さんの写真がプリントされたTシャツ(増殖バージョン)を買っていたので、経済上の理由で断念しました(笑)

    ・・・しかし、これは入手困難になる前に絶対に買いですね。
    明日渋谷レコ店詣でに行く予定なので、その時買ってきます。
    って、渋谷で売ってるのかな?

  4. チョービギナー | URL | -

    2010年にこの本が出版されたことを、素直にヨロコビたいのです。

    >ハッキリ言って、涙ものです。
    >出版されたこと自体、奇跡なのかもしれません。

    よくぞおっしゃって下さいました。そうなんです。その通りなんです。
    amazonとかの酷評を見てますと、明らかな期待の裏返し、という感じがします。
    ですがそもそも考えてみると、YMOというグループは、果たして私達の「期待」などというものに
    キチンと答えたことなどあるのでしょうか。その出現自体が全く予期せぬものだったこと、
    そしてグループ活動中も、次々と我々のド肝を抜く変遷を繰り返し、あっさりと「散開」をしてしまった。
    ファン歴31年の私にすれば、そもそも「期待」などする方がムリ。何をしでかすか判らないオジサン達を
    観てるしかない。そういう意味でも今回のブックはいかにも「YMOらしい」出来だったと思うのです。

    ダンボールのラベルをはがす、という体裁にも非難ごうごうでしたが、彼等が83年末に散開し、
    翌年刊行された本のタイトルが「SEALED」(封印)だったことを考えれば、この本を手にすることで
    私たち一人一人がかつての「封印」を解く「儀式」のチャンスを与えられた、YMOは晴れて甦ったと、
    実感できる素晴らしいコトだったのだ...って考えてみるのはどうでしょうか。
    そんな事妄想するのは私だけ?(笑)

    私にとっては、81年のニウロマンティックレコーディングでロンドンに行ってたユキヒロのページや、
    教授が美雨ちゃんを抱き締めてる(はがいじめにしてる?)カットとか、もう例を挙げればキリが
    ない位のお宝カット満載で、めくる楽しさは一向になくならない、という感じの素晴らしい一冊でした。
    サンキュー、YMO & 鋤田さん!!!

  5. ロボトリア | URL | -

    >Buchousan(wakasa991) さん

    コメントありがとうございます。

    迷っているなら、買いだと思います。写真の数がハンパないですよ。
    しかも全部、鋤田氏ですよ。
    写真集というよりも、タイムマシンに乗って当時の現場を見に行くツアーと考えるといいかも知れません。
    いずれ書店からは無くなると思います。

  6. ロボトリア | URL | -

    >PPPHIVEさん

    コメントありがとうございます。

    ドッキ~ン!!ですか(笑)他にもドッキ~ン!!の連続ですよ。
    画質や紙質の悪さを凌駕する歴史的カット、オンパレードですよ。
    当時はカッコいいおじさんたちに見えましたが、今見ると、生意気そうな若造が、
    その目をギラギラさせて世界に挑んでいった様子が生々しく伝わってきます。

    YMOのような存在は空前絶後なんですかね。そう考えると寂しくもあります。

  7. ロボトリア | URL | -

    >FLATMOUNTAINさん

    コメントありがとうございます。

    >ワールドハピネス2010に参戦?して来ました。

    やっぱり!当ブログに来られる方で、ライムスターもご覧になったと言ったら
    ワールドハピネス2010しかないと思いました。
    その増殖Tシャツ興味あります!買っちゃおうかな~。
    渋谷にも行かれるのですね。大きな書店もありますしきっとあると思いますよ。
    もしなければ、上記amaのリンクからご購入を(笑)

  8. ロボトリア | URL | -

    >チョービギナーさん

    コメントありがとうございます。

    >YMOというグループは、果たして私達の「期待」などというものに
    キチンと答えたことなどあるのでしょうか。

    これは名言ですね! 言われてみれば確かにそうでした。
    あれ程、世を席巻したライディーンやテクノポリスを2度はやってくれませんでした。
    BGMで多くのにわかYMOファンをどん底へ突き落とし、テクノデリックで先鋭的な実験を
    楽しんだら散開宣言。その後は開き直ってライディーンに戻って来てくれるかと思いきや、
    歌謡界に殴り込み。予測のつかない彼らに、ついて行くしかない。そんな青春時代でしたね。

    >「封印」を解く「儀式」のチャンスを与えられた

    素敵な解釈ですね。ラベルを切り裂く時はちょっとイヤな気分でしたが、箱を開ければ
    同じ写真の表紙が出てきましたからね。ちょっとやられたと思いました。
    さて、じっくりと楽しむとしましょう。

  9. チョービギナー | URL | -

    >ロボトリアさん

    そうなんです。「期待に応えてくれない、応えようとしないYMO」という私の仮説は、
    先日初めて「ワールドハピネス2010」でご一緒をした皆さんにも、意外なほど受け入れていただけました。
    どうやら皆さん思い当たるフシがあった、ということなのかも知れないのですが(笑)。

    「私達の期待に応えない」、という事は時として「私達の期待を上回る」という事にもなります。
    「ワーハピ2010」でもYMOはスライ&ファミリーストーンの「Thank You For Talkin' To Me, Africa」を
    演ってくれました。そのアレンジはTV番組「スコラ 坂本龍一 音楽の学校」で演奏したものとほぼ
    同じでしたが、その演奏にクリスタル・ケイのボーカルと東京スカパラダイスオーケストラの
    ホーンを合体させて、一大ファンクオーケストラのセッション大会を見せてくれました。
    老人力、などとトボけたことを言ってた細野さんですが、そのバリバリのファンクサウンドを
    「生」で聴けたこと。これは得難い貴重な体験でしたし、私のYMOライブ体験の中でも特筆すべき
    出来事でした。こんな風に彼等は私の期待を裏切ってくれました(笑)。

  10. ロボトリア | URL | -

    >チョービギナーさん

    >「期待に応えてくれない、応えようとしないYMO」という私の仮説は、
    > 先日初めて「ワールドハピネス2010」でご一緒をした皆さんにも、意外なほど受け入れていただけました。

    そうでしょう、そうでしょう。よくわかります(^^)
    「期待に応えてくれる」と「期待以上のもので応えてくれる」では天と地程に違いますよね。

    この本で細野さんも言っていますが、なぜあれほどYMOが爆発的に受けたのかはいまだにわからないようです。
    本人たちのコントロールを離れ、社会を巻き込み、ビジネスを巻き込み、文化を巻き込んだ、
    激流に揉まれるなかで、半ば偶然が生んだクリエイティビティだったのだなあ、という印象を持ちました。
    もちろん、天才的な力量を持ち合わせた上での話ですが・・・

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