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二つの時代のCUTEなラップ

2010年08月15日 14:32

Perfumeの新曲575のクオリティは素晴らしく、初のラップへの挑戦も、
その「声」の魅力を最大限に活かした新しいテクノラップの誕生であったということを、
先日のエントリーで述べました。

そこで思い出したひとつの曲がありました。
本物のラッパーでない女の子によるキュートなラップを、極めてハイクオリティな
サウンドで纏め上げた音楽。しかも筋金入りのアジアンテイストで・・・
坂本龍一『STEPPIN' INTO ASIA』(1985年)

ステッピン表

当時小学生だった女の子がタイ語によるラップを
坂本龍一のサウンドストリートのデモテープ特集に投稿。
その「声」に惚れ込んだ坂本が、そのラップをフィーチャーしつつ、
サビのヴォーカルには矢野顕子を迎え、シングルとしてリリースしました。

ステッピンクレジット

今聴くとテンポも遅く、音がスカスカな感じもしないではありませんが、やはり音色は心地よく、
またキレがあり、サビのゴージャスなアジアンテイストも「千のナイフ」の頃からすでに、
アジアへのこだわりを見せていた坂本龍一なだけに、決して付け焼き刃ではない凄みがあります。


タイやベトナム、インド、中国などがまだまだ発展途上で、
その未知なる世界へ、憧れにも似た想いを馳せていた当時と、
新興国と呼ばれるそれらアジアの国々が、世界経済の行方を左右するキーパーソンとなった現在。

四半世紀前の1985年と、2010年の現在、背景が全く異なる二つの時代において、
坂本龍一と中田ヤスタカが、それぞれのアプローチで
「キュートなラップ」を「アジアンテイスト」で包み込んだ楽曲を生み出したことに、
何か奇遇な縁を感じるのはYMO世代の感傷に過ぎないのでしょうか。


熱帯を思わせる異常な暑さの中、そういう視点で聴き比べて見るのも一興かもしれません。



矢野顕子と共演した「夜のヒットスタジオ」出演時のものです。
セットから衣装まで、今の時代にはないゴージャスな感じ。懐かしいです。



Field Work + Steppin in Asia + Arrangement
坂本龍一
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コメント

  1. チョービギナー | URL | -

    これは奇遇であります。

    このお盆休みの期間中、カミさんから部屋の模様替えとCD棚の整理を言い渡され、
    シブシブ手持ちのCDをA to Z に並べ替える作業に没頭しておりました。
    その途中、偶然教授のアルファ~ミディ時代のソロ作品を改めて手にする機会があり、
    ちょうど「FIELD WORK」とか「Steppin' Into Asia」あたりを懐かし~とか
    言いながら聴いていたところでした。ホントに奇遇であります。
    やー、「Steppin' Into Asia」で夜ヒット! どんだけ懐が深いんだ、という感じです。
    あの頃のTVはこういうトコが未分化でゴチャゴチャしてて、それが魅力だったんですね。
    そうかあ、「575」で「Steppin' Into Asia」、これは思いつきもしませんでした。
    オモシロイですね。

  2. ロボトリア | URL | -

    >チョービギナーさん

    コメントありがとうございます。

    >手持ちのCDをA to Z に並べ替える作業に没頭しておりました。

    一度でいいから見てみたい。チョービギナーさんのCD棚(笑)。
    きっと宝の山なのでしょうね。
    夜ヒットはYMO、一風堂、ビートニクス、小原礼ソロなど今では考えられないメンツが
    出演していて驚かせられます。音楽自体にもパワーがありましたからね(^^)

  3. ngo900jp | URL | Zzi9DAjw

    まったく古びてない

    575からの連想でここに来るなんてカッコいいです!

    このような演奏を今TVで見たいですね。夜ヒットは引き出しが多かったです。

  4. ロボトリア | URL | -

    >ngo900jpさん

    コメントありがとうございました。

    夜ヒットに出演した歌手でとんでもないものを発見してしまいました。
    今度紹介したいと思います(笑)

  5. ホエアトゥゴー | URL | -

    Steppin' Into Asia !!!

    はじめまして!
    昨年いっきにPerfumeの大ファンになったものです。
    Perfumeファンの方のBLOGを巡っていて、まさか
    『Steppin' Into Asia』にたどり着くとは思いもよらず、
    今ごろですが、コメントさせていただきます。
    教授のサウンドストリートのデモテープコーナーは、
    ラジカセで録音までして、ひとり楽しんでいたんですけど、
    確か『パラダイス・ロスト』にタイ語で歌を歌って
    重ねたものを送ったのが、彼女の
    最初のデモテープだったように記憶しています。
    これがものすごく気持ちよくて、
    そのとき坂本さんも絶賛してたんですけど、
    その数年後、新曲(それがSteppin' Into Asia)
    の中から同じ「声」が聴こえてきたときは、
    感動して震えてしまったのを今でも覚えています。。

    私がPerfumeに火が付いてしまったのは、
    CMで聴いた『575』を、YouTubeに探しにいって、
    そこからLIVEとかいろいろ見たり聴いたりしてるうちに、
    もう戻れなくなってしまった(笑)というイキサツです。
    東京ドームのDVDが届いて見てるんですけど、575良かったですねぇ。
    Steppin' Into Asiaと、575と、こうして並べていただいて
    共通しているなぁと思うのは、無垢な、純粋な声の美しさ、
    のようなもの?と私は感じています。
    どちらも、意図して表現できるものではない、
    すくい取られるようにしてできた名曲じゃないでしょうか。
    575の「君に届け この気持ちを乗せて」というところは、
    特定のBOY向けではなく、もっと大きな想いが含まれている、
    と、オジサンはかってに解釈して楽しんでます(笑)。
    長々と失礼いたしました。

  6. ロボトリア | URL | -

    > ホエアトゥゴーさん

    初めまして! コメントありがとうございます。

    よくぞたどり着いてくださいました。過去記事まで遡っていただき嬉しいです。
    お察しかと思いますが、ボクもYMOど真ん中世代であり、
    教授のサンストも毎週かかさず聴いておりました。
    テクノ大好き、Perfume大好きの人間です。
    ありがたいことに当ブログにはそのような人もたくさんお越しいただいているので、
    ホエアトゥゴーさんにとっても居心地は悪くないのではと期待しています。

    575のCMは本人たちの出演はないももの、しっかりと音楽がフューチャーされ、
    楽曲の良さと相まって、きっと多くの人の心をつかむと信じていました。
    Steppin' Into Asiaの無垢な魅力に感動できるホエアトゥゴーさんならば、
    Perfumeの歌声も響いてくるのでしょうね。

    >どちらも、意図して表現できるものではない、
    すくい取られるようにしてできた名曲じゃないでしょうか。

    まさにファンの人はみんなその計算づくでない本物感にやられちゃってるみたいですね(^^)

    >575の「君に届け この気持ちを乗せて」というところは、
    特定のBOY向けではなく、もっと大きな想いが含まれている、
    と、オジサンはかってに解釈して楽しんでます(笑)。

    ええ、きっとそうですよ。歌詞の解釈の自由度があるのも楽しみのひとつですね。
    オジサンは「マカロニ」の歌詞にはめっぽう弱いです(笑)

    また遊びに来てくださいね(^^)/

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